皇海山・庚申山縦走

年月2004年7月
期間日帰り
登った山皇海山  (2,144m)鋸山   (1,998m)
駒掛山  (1,808m)庚申山  (1,892m)
行程行き東京(新幹線)高崎(車)渋川<泊>(車)皇海橋
登山・皇海橋(1:10)不動沢のコル(0:35)皇海山(0:20)不動沢のコル(0:30)鋸山(2:00)庚申山(0:45)猿田彦神社跡(0:25)一ノ鳥居(0:35)銀山平
帰り銀山平(車)高崎(新幹線)東京
タイム6時間20分(コースタイム9時間)
同行者なし
宿泊
天候
温泉 足尾温泉(かじか荘)
コメント 本当はこの7月の三連休で薬師岳へ登る予定だったのです。全ての手配を済ませて、当日上野駅へ行ってみると、なんと運休のアナウンス。この直前に新潟で水害があったため、新潟を通る全ての夜行列車が運休になってしまったのでした。
 流石にがっかりしましたが、折角の三連休なので体制を立て直し、北関東で行けていなかった皇海山(すかいさん)へ登りにいくことにしました。皇海山を後回しにしていた理由というのは、(1)行程の短い群馬の不動沢コースは、車がないと行けない。路が悪すぎてタクシーは行ってくれないらしい(2)栃木側の銀山平から登るコースは、往復すると一泊二日行程になり、途中素泊まりの庚申山荘に泊まらないといけない。その銀山平へ入るのには東京からは一日行程なので、計丸三日必要、と随分容易ではなかったからです。
 今回はかみさんに高崎でレンタカーを借りてもらい(本人免許なしのため)、未明に不動沢登山口に送ってもらい、夕方に銀山平に迎えにきてもらいました。不動沢までの栗原川林道は、たしかに凄い道でした。一車線の細い砂利路が延々20km。これは確かにタクシーは来るのを嫌がるでしょう。
 登山口は意外に人は多かったので、意外に思いましたが、着いた途端雨が降り出しました。不動沢コースは沢沿いのコースなので、滑り易いのが難点です。それでも順調に高度を稼ぎ、視界の効かない皇海山の山頂までピストンすると、そのまま鋸山を目指します。この山の登山者で特徴的だと思ったのは、日本百名山を話題にしている人が非常に多かったことですかね。
 鋸山は視界はききますが、ガスっていて今ひとつ。ここから鋸山十一峰越えに出発しました。この鋸山〜庚申山間は上級コースということで、気合を入れて出発したのですが、下の見えない30mの急傾斜の鎖、しっかりとした足場のない10mの直登鎖など、妙義を彷彿とさせるヘビーな路でした。問題は異常に滑りやすいことでした。途中で越えた峰には剣ノ山、熊野岳、蔵王岳、白山、薬師岳、地蔵岳、渓雲岳、駒掛山、御岳山など。ヘビーな鎖場は前半に集中し、後半の特に駒掛山周辺では腰〜肩ほどもある笹の路が続き、結構迷わされました。
 庚申山からの下りもそれなりにはスリルのあるものでした。トータルとしては、自然なルートで満足のいく縦走ができたかなというところです。