阿蘇山登山

年月2002年3月
期間日帰り
登った山烏帽子岳 (1,337m)中岳   (1,506m)
行程行き東京(飛行機)熊本(タクシー)肥後大津(列車)立野(列車)阿蘇下田城(バス)地獄温泉<泊>
登山地獄温泉(0:05)垂玉温泉(1:10)草千里(0:20)阿蘇山西(0:25)草千里(0:25)烏帽子岳(0:30)草千里(0:20)阿蘇山西(1:10)中岳(0:45)阿蘇山西
帰り阿蘇山西(バス)牧ノ戸峠
タイム5時間5分(コースタイム不明)
同行者なし
宿泊
天候
温泉 地獄温泉
コメント 仕事の合間を縫って漸く土日含めての四連休を取得、九州まで遠征してきました。去年もこの時期に鹿児島へ行きましたが、花はないものの、雪はないし天候も比較的安定しているしで、九州の登山にはまあまあいい時期なのではないかと思っています。
 しかし、今回の阿蘇は少し天候に恵まれませんでした。雨は殆ど降らなかったのですが、霧と風に悩まされました。垂玉温泉から地道に草千里まで登りつめ、後は延々の車道歩き。しかし、10:00に阿蘇山西まで来てみると「濃霧のため登山全面禁止」となっていました。もともとの計画が中岳・高岳を越えて反対側の宮地に下りるというものでしたから、これは極めて予想外でした。
 このままでは全く山頂を踏めないことになるので、やむなく阿蘇五岳の一つである烏帽子岳に登るべく、車道を草千里まで引き返しました。烏帽子岳は本来ならばさほど難しい山ではありませんが、視界3mというのはやはり厳しかったです。山頂までの踏み跡にかなりのバリエーションがあるため、登りはなんとかなりましたが、帰りはやはり迷ってしまったのでした。随分引き返して別の道を取ったときに、いきなり霧が晴れたので、自分の進んでいる道が正しいと確認できたのはラッキーでした。
 しかし、霧が晴れたということは、山頂の登山禁止も解除されているかもしれない・・・。と、阿蘇山西まで再び車道を歩きました。
 果たして規制は解除されていたのですが、その時すでに13:00。今日のうちに次の目的地である九重の宿に辿り着くには、最悪でも15:15に阿蘇山西を通る九州横断バスに乗らなくてはなりません。ややハードでしたが、2時間で中岳往復はギリギリ可能と踏んだので、出発しました(本当は中岳方面はまだ規制解除にはなっていなかったらしいですが)。砂千里を黙々を通り抜け、中岳に取り付いたところ、これがかなりの岩場続き。高千穂峰を彷彿とさせるものがありましたが、その上強風と霧のために思うようには時間は稼げません。それでも何とか70分後に中岳の山頂に到着。
 中岳から高岳までは700mほどしかありませんが、もはや高岳まで足を伸ばす時間はありませんでした。非常に心残りでしたが、そのまま阿蘇山西に45分で取って返し、何とかバスに間に合ったのでした。ちなみにこの日阿蘇山で登山をしていたのは、きっと私だけでしょう。