北岳・小太郎山登山

年月2025年8月
期間一泊二日
登った山北岳  (3,193m)小太郎山(2,725m)
行程行き新横浜(列車)八王子(列車)甲府<泊>(バス)広河原
登山・広河原(4:45)ボーコン沢ノ頭(1:15)北岳(1:00)肩の小屋(0:20)<泊>
・肩の小屋(1:30)小太郎山(1:15)草すべり分岐(0:45)白根御池小屋(1:15)広河原
帰り広河原(乗合タクシー)芦安(バス)甲府(列車)八王子(列車)新横浜
タイム12時間5分(コースタイム14時間)
同行者なし
宿泊 北岳肩の小屋
天候
温泉 芦安温泉
コメント 山梨百名山も残りが限られてきましたので、楽に行けない山は計画的にこなす必要が出てきました。具体的には小太郎山で、北岳には4回も登っているもののこの山に立ち寄ったことはなし。せっかくならば登っていないルートを、ということで、気になっていた嶺朋ルートを登りに使うことに。山小屋は一度も宿泊したことがない肩の小屋を予約開始日になんとか確保しました。
 甲府発の始発の広河原行きは4:30ですので、これに乗るために甲府駅近くの古い旅館で一泊。少しだけ早めに行きましたが、なんとか最初のバスに乗り込めました。夜叉神峠での下車も多く、比較的余裕のある状態で広河原着。準備を整えて早速吊橋を2つ渡って嶺朋ルートの取り付きへ。当然ながらこのルートの利用者は殆どいないので、本日も完全なソロでした。取り付きポイントにはリボンがあったのでそこから登ってあとは踏み跡を何となく辿っていきます。目印は多くはないですが、リボンやペンキなど、そこそこはある感じです。途中2ヶ所ほとルートを見失って藪を掻き分けて復帰したところがあったのと、崩壊地の左を登るときに手を掛けた幹に蜂が営巣していて刺されたのがハイライトですかね。すぐそばに黒い服が掛けてあったのが実は目印だったのかもしれませんが、この服を避ける形で対象の幹に手を掛けたので、皮肉なものです。
 ひとしきり登るとハイマツ帯に突入していきますが、慎重に確認すると踏み跡か目印があり、厳しい藪漕ぎにはなりません。トラバースポイントなどわかりにくい場所もありますが、遠くのペンキを見ながら進んでいくと最後に「嶺朋ルート入口」の看板のところに飛び出しました。ここからボーコン沢ノ頭まで更に10分。ここから八本歯のコルの合流点まではロープ場やハシゴなど慎重さを求められる部分が多く、気が張りました。合流点から北岳山頂までも長く、ローペースで一時間かけて山頂へ。5回目の北岳山頂は真っ白でした。
 ここから肩の小屋に下山して、この日は終了。晩御飯の肩ロース焼肉やご飯のおかわり「北岳盛り」など、なかなか面白かったです。

 翌日は朝食を食べてから小太郎山へ。かなりシンプルな尾根歩きなのかと思っていましたが、なかなかにハードで、尾根沿いかトラバースか悩む箇所も多く、また途中に前小太郎山があるなど登り返しもそれなりで、なかなか着かず苦労しました。出発時には甲斐駒仙丈も見えていましたが、小太郎山山頂に着いたころには雲も多くなっていて眺望も今一つ。
 ピストンで戻ると、帰りは草すべりを下りて、白根御池小屋でアイスクリーム食べて下山。広河原ではタクシーが客待ちをしており、バスより早く出そうなのでヒトが集まるのを待って芦安へ。結果的に芦安の温泉では一番風呂で入れました。次の甲府行きで帰りましたが、中央線の特急は全て満席で八王子までは立ちっぱなしになりました。