| 年月 | 2025年8月 | |
| 期間 | 二泊三日 | |
| 登った山 | 祖父岳 (2,825m)鷲羽岳 (2,924m) 野口五郎岳(2,925m)南真砂岳 (2,713m) 湯俣岳 (2,379m) | |
| 行程 | 行き | 竹橋(夜行バス)折立 |
| 登山 | ・折立(3:00)太郎平小屋(1:30)薬師沢小屋<泊> ・薬師沢小屋(1:30)アラスカ庭園(0:50)雲ノ平山荘(1:30)祖父岳(0:30)岩苔乗越(1:00)鷲羽岳(1:30)水晶小屋(2:20)野口五郎岳(0:10)野口五郎小屋<泊>・野口五郎小屋(0:45)真砂岳分岐(1:00)南真砂岳(1:00)湯俣岳(211:30)晴嵐荘(2:30)高瀬ダム(1:00)七倉山荘 | |
| 帰り | 七倉山荘(バス)信濃大町駅(列車)松本駅(列車)八王子駅(列車)新横浜 | |
| タイム | 21時間35分(コースタイム27時間60分) | |
| 同行者 | なし | |
| 宿泊 | 薬師沢小屋/野口五郎小屋 | |
| 天候 | ![]()
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| 温泉 | 七倉温泉 | |
| コメント | 裏銀座には久しく行っていませんでしたが、最近薬師沢小屋の本を読んで行ってみたくなったので本格的に予定を組むことにしました。最初は高天原温泉の再訪も考えましたが、ルート的に微妙なので、折立〜薬師沢〜雲ノ平〜祖父岳〜鷲羽岳・水晶岳〜南真砂岳〜湯俣という行程にし、日本百高山未踏2座を押さえつつ、以前悪天候だった雲ノ平リベンジというような計画です。問題は山小屋の予約で、太郎平のグループはGW明けからだったので、そちらに集中するために2日目はどこが取れてもいいように(薬師沢か高天原)野口五郎小屋を予約。GW明けの初日に電話掛けまくったけどつながらず、2日目にようやく繋がるという状態。なんとか希望の薬師沢小屋は取れたんですが、1000回以上掛けた労力は半端なかったです。聞けば4つの小屋を1回線だけで受けてたとか。。 ともかく準備できたので、久しぶりの毎日あるぺん号で折立へ。折立も19年振りでしたが、雰囲気は大きくは変わってませんでしたね。登山者は多く、登りはじめてしばらくして「登山道にクマがいる」ということでクマが移動するまで10分ほど待機(前方の登山者から伝わってきたので私は見てません)。なんやかんやで太郎平までは順調にきました。天候はよく、薬師岳や黒部五郎などキレイに望めます。急ぎでもないので軽食でも食べて行こうかと思いましたが1時間は待てず、先へ進みました。 薬師沢への道は下り基調で比較的歩きやすく、驚いたのは男女問わず日傘を差して登ってくる登山者が多いことでした。道が悪くなければ一般的になりつつあるのかも。。12時過ぎには薬師沢小屋に着き、一番乗りでしたが、結果的に13時までのランチカレーを食べることができてよかったです。目の前に大きな川と吊り橋のある涼しい山小屋で、大杉谷の桃の木山の家を思い出させる風情でした。早めに着いたのでのんびりと、食事メニューと本の共通点に感動しながら過ごしました。 翌日はゆっくり朝食を取って5:30頃出発、吊り橋を渡ってから雲ノ平方面を目指します。目印はしっかりあるものの結構な急登で、緩やかになってきたと思ったらアラスカ庭園でここから木道ベースで歩いて行きます。本当は雲ノ平山荘でだしているという雲ノ平バーガーを食べたかったんですが、着いたのが8時で提供は10時から。諦めて先へ進みました。祖父岳の登りはかなりキツかったですが振り返ると雲ノ平の全景が眺められました。そこから岩苔乗越まで回ると、鷲羽岳はピストンできるけど、水晶岳は前回晴れてたし無理しなくていいかなという気分になってました。そのまま鷲羽岳はピストン。山頂からはちょうど槍ヶ岳がバックになり、いい感じでした。 水晶小屋に着くと、雨雲が立ち込めてきたので、水晶岳はやめて小屋名物力汁をいただきました。餅は2個も入っており、結構カロリー補給にもなりますが、しょうががかなり強い味付けでした。水晶小屋から野口五郎小屋までは途中軽くパラつく時間がありましたが、概ね問題なし。ただかなり疲れました。野口五郎小屋は随分前にテント場がなくなったようです。グループ客中心でソロ客は2階で4名のみ。かなり空いているから少し余裕もって使わせてくれればいいのにと思いましたが、4名固めて割り当てるあたり、効率重視っぽさがありましたね。。ひとりとんでもないイビキの人がいたので尚更でした。朝ごはんがおにぎりで5時半頃小屋で食べるなら味噌汁出します、みたいな感じでした。水も不足していて、ペットボトルはどれでも1本まで。そういえばこのエリアはペットボトル1本700円が普通でした。 3日目は一旦真砂岳まで戻って、竹村新道を下山。分岐からしばらくの細く長く伸びるトラバースに、かなり高度感のある痩せ尾根で目が覚めましたが、南真砂岳を過ぎると樹林帯に降りていき、湯俣岳ではすでに眺望もなし。なんとなく徳右衛門岳手前で樹林帯に入る蝙蝠尾根を思い出していました。湯俣に降りるまでも結構長く、何とか晴嵐荘に着いたら日中の日帰り入浴はなし。噴湯丘へ行ってワイルドに入る気力もなかったので、七倉まで行って汗を流すことにしました。 晴嵐荘からは川の半分をジップラインで渡るようになっていましたが、乗り方までは学んでおらず、こちら側には特に説明もなかったので、まず向こうに見える腰掛をロープを引っ張って引き寄せました。ひとり掛けなのでザックは背負って座るしかなさそうで、まず動かないようにカラビナで固定。座ってからカラビナを外してジリジリロープを手繰って移動するのかと思いましたが、カラビナを外した瞬間に勢いよく川の中間までスライド。なるほどと、そこから対岸まではロープを手繰って移動しました。面白い乗り物でした。なお渡ってみると対岸には乗り方の説明がありました。 ここから高瀬ダムまでの道は平坦ながら非常に長く、高瀬ダムまでいけばタクシーとか呼べるかなと思いましたが、ここまできたら七倉まで歩くかという気分になっていたので更に1時間歩いて七倉へ。七倉山荘で汗を流し、裏銀座登山バスで信濃大町へ。松本まで移動して予約していたあずさに乗ったら、途中駅の土砂流入で運転見合わせという。。長野新幹線への誘導アナウンスもあり右往左往した上で2時間以上遅れて出発。なんとかその日のうちに帰れてよかったです。 | |