| 年月 | 2025年7月 | |
| 期間 | 一泊二日 | |
| 登った山 | 鯛ノ巣山(1,026m)鉄屋山 (1,051m) 毛無山 (1,062m)大万木山1,218m 草ノ城山(976m)琴引山 (1,013m) | |
| 行程 | 行き | 乃木(列車)宍道(列車)木次(バス)JA吉田前 |
| 登山 | ・JA吉田前(2:20)鯛ノ巣山登山口(1:00)こうもり岩(0:50)鯛ノ巣山(2:30)鉄屋山(0:40)毛無山(0:30)新生坊峠(1:20)避難小屋<泊> ・避難小屋(0:05)大万木山(2:00)草ノ城山(1:50)琴引山(0:40)登山口(0:30)佐見権現バス停 | |
| 帰り | 佐見権現バス停(バス)頓原(バス)たたらば壱番地(高速バス)松江駅 | |
| タイム | 14時間15分(コースタイム不明) | |
| 同行者 | なし | |
| 宿泊 | 大万木山頂避難小屋 | |
| 天候 | ![]()
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| 温泉 | 頓原ラムネ銀泉 | |
| コメント | 中国山地の縦走で中国百名山を3座踏めるルートとしては、毛無山〜三平山の他にもう一つあり、この鯛ノ巣山〜大万木山〜琴引山は気になっていました。ただ縦走するには交通の便が悪くて車の回収もなかなか難しいため、やっているヒトは車2台が通常。いろいろ検討して、雲南市民バスのJA吉田前バス停から10km歩けば鯛ノ巣山登山口まで行けて、下山は飯南町営バスが使えるというところに行きつきました。松江からのアクセスですが、松江〜広島便が木次高速かたたらば壱番地を経由するのでこれを使おうと思ったのですが、一畑バスに電話してみると「松江発だと木次高速・たたらば壱番地は距離が近くて乗車専用で予約不可、出発時に空いてれば乗れる」とのこと。それでは不確実すぎるので結局行きは木次駅まで列車で行き、帰りはたたらば壱番地で空席がなかった場合は10分歩いた木ノ下バス停から雲南市民バスを2本乗り継いで(ごうぎん大東支店乗換)帰る、というプランにしました。 日帰りは当然無理なので、当初はテントを背負っていくつもりだったのですが、いろいろ調べていると大万木山の山頂近くに手入れされている避難小屋があると判明。これを利用させてもらうことにして荷物を少し減らしました。 早朝に乃木駅から宍道駅乗り継ぎで木次駅まで。バスの乗り継ぎが2分しかなかったので急いで駅前に止まっているバスに乗り込んで一息着くと「このバスではないですよ」と言われてしまいました。下りてよく時刻表を確認すると、私のアテにしていた8:06発JA吉田前行のバスは平日のみで、休日は9:47が一番早いことが判明。想定したスケジュールよりも1時間半も遅れてしまいますが代替案もないので、駅前でぶらぶらと1時間半つぶしてバスに乗りました。終点まで1時間で200円。途中何人かの利用者はいましたが、終点で下車したのは私だけでした。 車道歩きを延々10km。それでも2時間ほどで登山口に着きましたが、天気がよかったのでかなりバテました。登山口前の駐車場には車は1台だけでトイレあり。登山口でおにぎり一つ食べて登山開始。鯛ノ巣山は沢沿いルートですが、かなりキツかったです。山頂手前のこうもり岩は左へ大きく迂回するようになっており、山頂まで着いた時点でバテバテになっていました。とにかく暑い。ここからは縦走だと思って進みますが、すぐに藪になり、前は見えるもののかなり高く茂っていて、踏み跡は非常に追いづらい状態になっていました。結局半分くらいは踏み跡をはずれて漕ぐ羽目になり、当初のイメージよりもかなり時間がかかる結果に。比較的掻き分けやすい笹薮ではありましたが、鉄屋山まで2時間半もかかりました。鉄屋山から毛無山までも藪は藪ですが、踏み跡は追える状態で多少マシに歩けました。途中に縦走路の案内板が2つほどありましたが、これだと5年以上刈られていないようだし、廃道になってしまいそうです。 毛無山まで来たら既に18時半近くなっていましたが、まだ日が落ちていないので先を急ぎます。毛無山から先は登山道がとても明瞭で歩きやくなって助かりました。毛無山展望台から車道に下りて再び取り付くのですが、ここの東屋は一応屋根があるんでよほど一泊しようかと思いましたが、結局大万木山の避難小屋まで行くことにしました。トラバースして大万木山の登山道と合流するところに祠がありましたが、このあたりでほぼ完全に暗くなり、ヘッ電登山開始。かなり疲れていたものの、40分ほどかけてゆっくり登って何とか20時半までには到着。少し下に水場がありましたが、寄っている余裕はなかったです。 避難小屋は整備されていますが、床は土間で、いろりの周りに木の板のベンチが3本ある状態。食事のあと、ベンチのひとつに横になってシュラフをかぶって寝ました。あまりいい体勢ではないですが、疲れていたのでそれでも結構眠れました。 朝5時前に起きて準備して出発。ここの避難小屋はトイレが独立していてとてもきれいでした。大万木山の山頂はすぐで、この先も「琴引縦走路」と書かれたルートを辿っていきます。車道と並走する区間が結構長かったですね。草峠(さんだわ)で一旦車道に出て再度取りつくのですが、わかりにくかったので、地図を見て少し先まで車道を行って取り付きました。あとは淡々と草ノ城山を経由して琴引山へ。この山が「神在月に八百万の神が降臨する場所」というのは初めて知りましたね。下山は琴弾山神社を経由して、スキー場方面へ。途中に水場があって助かりました。琴引山フォレストパークに下りて、国道54号まで歩き、ここの近くに出雲そばの名店一福本店があるとわかったので、そこまで歩いてゴール。 店に着いた時点で佐見権現の次のバスまで50分という状態で、並んでいたので無理かなとも思ったのですが何とか間に合い、そのまま飯南町営バスで頓原まで移動して汗を流し、次のバスでたたらば壱番地までうまく移動できました。広島から来た高速バスに「空きがあれば乗りたい」と伝えると、どうやらこういう乗客のための予備席が2席あるらしく、問題なく乗れました。 | |