毛無山塊縦走

年月2002年1月
期間日帰り
登った山毛無山  (1,946m)タカデッキ(1,921m)
雨ヶ岳  (1,772m)竜ヶ岳  (1,485m)
行程行き西焼津(列車)富士(列車)富士宮(タクシー)朝霧高原
登山・朝霧高原(0:15)麓(1:35)地蔵峠分岐(0:10)毛無山(0:35)タカデッキ(0:30)雨ヶ岳(0:45)端足峠(0:25)竜ヶ岳(0:15)石仏(0:20)林道出合(0:15)本栖湖
帰り本栖湖(バス)新富士駅(新幹線)静岡(列車)西焼津
タイム5時間5分<一部雪>(コースタイム10時間10分)
同行者なし
宿泊
天候
温泉
コメント 新年最初の登山は昨年と同じく1月2日でした。もともとは年末の29日に毛無山に行こうと立川に宿まで取ったのに、宿で起きたら午前9時で結局果たせなかったということがあり、そのリベンジでした。
 予報は日本海側で大雪というもので、決してよいものではありませんでしたが、富士宮からタクシーで朝霧高原まで乗り付けて見える毛無山は全く雪はなさそうでした。
 登りは単調かつやや急なもので、一合ごとに表示がありました。この手の表示は一方では励みになりますが、随分登ったところで「毛無山二合目」なんて表示を見るとくじけそうになりますから、一長一短です。登りは結構堪えましたが、雪もなく順調に高度を稼ぎました。
 九合目からは雪道になりましたが、雪の量も大したことはなく、頂上まで2時間で到着。登山者は他に6〜7名見かけましたが、九合目で会ったのが最後で、そこから先は竜ヶ岳まで誰にも会いませんでした。
 今回の登山のキモはこの先の縦走でした。もともと毛無山〜竜ヶ岳の縦走路は熊笹が深く、熟練者向けとされているようですが、雪道のせいで数日前と思われる先人の踏み跡を参考にすることができましたし、道も比較的はっきりしていたようです。雨ヶ岳までは腿までの熊笹を足で掻き分けながら進んでいきましたが、お陰で両足は雪で真っ白、雨ヶ岳山頂の手前で少し迷ったものの、無事山頂着。
 雨ヶ岳山頂で笠を被った富士山を見ながら、おにぎりの昼食を取り先に進みましたが、この急激な下りが曲者でした。道ははっきりしているものの、熊笹の丈は高くなり、あまりの急版に流石に滑りそうになって腰が引けました。その割に雪の量は多くなくてアイゼンには不向きだったのですが・・・。
 端足峠の手前から竜ヶ岳と本栖湖の美しい姿が見えはじめ、端足峠で熊笹とお別れ。と思ったら、竜ヶ岳の七合目まで真っ直ぐ伸びる階段上の道。これは滑りやすい下りでふんばってきた両腿に応えました。それでも、わずか25分で頂上へ。
 身延線の列車から朝霧高原到着までの間は富士も愛鷹連峰も美しい姿を見せていたのですが、登りはじめてからは雲が掛かって見えなくなってしまったのは残念でした。帰りは1日二本しかない富士宮方面のバスを二時間半待ちました。総括としては、目的としたやや難度の高いコースを無事走破できて満足でした。