年月 | 2001年9月 | |
期間 | 日帰り | |
登った山 | 下台倉山 (1,600m)台倉山 (1,695m) 平ヶ岳 (2,140m) | |
行程 | 行き | 尾瀬御池(バス)鷹ノ巣<泊> |
登山 | ・鷹ノ巣(0:10)平ヶ岳登山口(1:10)下台倉山(0:35)台倉山(0:30)白沢清水(0:45)池ノ岳(0:20)平ヶ岳(0:20)たまご石(0:10)池ノ岳(0:25)白沢清水(0:25)台倉山(0:25)下台倉山(0:45)平ヶ岳登山口(0:10)鷹ノ巣(0:40)尾瀬口 | |
帰り | 尾瀬口(船)奥只見ダム(バス)浦佐(新幹線)東京(列車)川崎(列車)武蔵小杉 | |
タイム | 6時間50分(コースタイム12時間10分) | |
同行者 | なし | |
宿泊 | − | |
天候 | ||
温泉 | − | |
コメント | 尾瀬からバスで平ヶ岳登山口方面へ移動、当日は鷹ノ巣の清四郎小屋に泊まりました。登山客と釣り客が7:3位の比率で利用している山小屋風の小屋で、温泉でもないのにわざわざ露天風呂を用意しており、食事もうまいし、お勧めです。 平ヶ岳は往復10時間と言われる長丁場の山で、基本的には鷹ノ巣からのピストンしかありません。途中に小屋は一軒もなく、日帰りかテントを担ぐしか方法がないです。そのため、日帰り客は4〜6時には登りはじめますが、私は6:30に宿で朝飯を食い、6:40になって出発、それでも14:00には宿に帰着しました。 登山道は上り下りの多いタフなコースで、下台倉山まではやせ尾根の登り、そこから先は泥濘の多い道になります。木道も結構敷かれてはいましたが、それでも足の置き場に困るようなヘビーな泥濘が随所にあり、結局靴は泥だらけになってしまいました。 山頂までは休憩込み3時間半のハイペース、山頂からは会津駒、燧ヶ岳、日光白根、皇海、至仏、武尊の山々のほか、武尊の右には真っ白な富士の姿も見えました。雲一つない空というのはこういうのを指すのでしょう。 下山時には平ヶ岳のシンボルともいうべき「たまご石」を経由し、同じ道を下ってきました。鷹ノ巣に着いたのは14:00で、奥只見湖の船は午後に1便(16:10)しかないことが分かっていたので、のんびりと歩いて尾瀬口まで。遊覧船で奥只見ダムまで行くとあとはトンネルだらけのシルバーラインを通って浦佐駅へ。ヘビーですが、充実した山行でした。 ところで、平ヶ岳には登山道は一つだけというのが今までの常識でしたが、昭和61年に現皇太子が登ったときに使った旧登山道(中ノ岐林道終点より)が、今や「皇太子ルート」として一部登山ツアーで利用されているようです。この林道は長く、しかも一般車通行止めなので、限られた人しか入れませんが、わずか2時間で平ヶ岳の頂上に立てます。一般開放されていない上に、自然保護の観点から廃道になった道ですので、地元でも議論があったようですが、鷹ノ巣側の小屋も渋々ながら、希望者に有料で林道使用手配・車手配を受けるようになっているそうです。私としては、今までどおり平ヶ岳はアプローチの長い山であって欲しいと思いますが、今日もその短縮登山道からの数十名のツアー登山客を見ました。 |