八幡平・裏岩手縦走

年月2001年9月
期間日帰り
登った山茶臼岳  (1,578m)八幡平  (1,613m)
畚岳   (1,578m)諸桧岳  (1,516m)
嶮阻森  (1,448m)大深岳  (1,541m)
小畚山  (1,467m)三ツ石山 (1,466m)
行程行き盛岡(バス)茶臼岳登山口
登山・茶臼岳登山口(0:20)茶臼岳(0:15)黒谷地湿原(0:40)八幡平(0:10)駐車場(0:10)畚岳登山口(0:10)畚岳(0:25)諸桧岳(0:35)嶮阻森(0:40)大深岳(0:35)小畚山(0:30)三ツ石山(0:10)三ツ石山荘(0:55)松川温泉
帰り松川温泉(バス)盛岡(新幹線)東京(列車)川崎(列車)武蔵小杉
タイム5時間35分(コースタイム11時間15分)
同行者なし
宿泊
天候
温泉 松川温泉(松川荘)
コメント 盛岡に一泊後、今度は八幡平へ向かいました。八幡平は頂上付近までバスが走っていて、そのままでは片道30分しか掛からない歩きでのない山ですから、茶臼岳からアプローチし、南八幡平(裏岩手)の縦走へつなげて歩く計画を立てていました。到着地の松川温泉の最終バスは17:00なので、当初は嶮阻森から源太ヶ岳を経てそのまま松川温泉に下りるつもりでしたが(それでもコースタイムの8掛で歩いてギリギリ)、前日に岩手山で会った岩手の山好きの人に「あなたの足なら三ツ石山まで行ける。あそこからの景色は最高だから、三ツ石まで足を伸ばしてみたら」と言われ、その気になったのでした。勿論、山奥の松川温泉で終バスを逃したら大変ですから、時間を見つつ考えようとは思っていましたが・・・。
 八幡平方面への盛岡始発は七時半過ぎで、九時十分に漸く茶臼岳登山口まで来ました。前述の経緯もあって、今回はスーパーハイペースになりましたが、道が歩きやすかったのも一因でしょう。このあたりは湿原が多く、木の歩道もかなり整備されています。天候は朝は良くなく、茶臼岳・八幡平とも展望なしで、黒谷地湿原では少し降られてレインコートを着ました。
 しかし、ここから先は急速に天気が回復しました。10分の車道歩きを経て取り付いた畚岳の山頂では、北側が晴れ渡って、八幡平は勿論、森吉山や岩木山まで望めたのでした。南側は雲が多く、岩手山も雲の中でしたが・・・。好天はその後も大深岳あたりまで続きました。嶮阻森からの森吉山もきれいでした。
 道は多少の泥濘はあっても、基本的に歩きやすいものが続きましたが、大深岳の取り付き当たりから様子が変わってきます。道が悪くなり、大深岳を下って八瀬森の分岐を分けたあたりから登山道が笹薮に完全に埋もれていました。この笹薮は延々小畚山まで続きました。このあたりは今年藪を刈っていないようです。藪の高さで登山道はすぐに見分けられて迷うこともないし、藪漕ぎも大したことはないのですが、滑り易い道なので足元が全く見えない状態は流石におっかないです。
 雲の多い南に向かって歩いていたため、徐々にガスが出て来て三ツ石山はもはや何も見えず、残念でした。三ツ石山の下りから松川温泉までは滑り易い泥濘の下りが延々続くので全く気が抜けません。辟易したころに「松川温泉まで800m」の標識があり、少し道が良くなりますが、ここで気を抜くとその先でまた滑ります。
 それでも終バスの一時間前に松川温泉に到着し、汗を流すことができました。本日は総行程25km。我ながらよく歩いたものです。