丹沢縦走

年月2022年1月
期間一泊二日
登った山玄倉野山(862m)大ブナノ丸(954m)
逆木丸(791m)丹沢山(1,567m)
瀬戸沢ノ頭(1,375m)太礼ノ頭(1,352m)
円山木ノ頭(1,360m)本間ノ頭(1,344m)
ヌタノ丸(775m)
行程行き横浜(列車)海老名(列車)新松田(バス)玄倉
登山・玄倉(1:00)玄倉野山(0:40)大ブナノ丸(0:05)山神峠(1:20)逆木丸(0:25)雨山峠(0:30)熊木沢出合(3:00)丹沢山(0:20)瀬戸沢ノ頭(0:10)太礼ノ頭(0:15)円山木ノ頭(0:20)本間ノ頭(0:50)蓬平(0:15)ヌタノ丸(1:00)早戸川(1:15)宮ヶ瀬
帰り宮ヶ瀬(バス)本厚木(列車)町田(列車)新横浜
タイム11時間25分(コースタイム不明)
同行者なし
宿泊 みやま山荘
天候
温泉 別所の湯
コメント 東丹沢の有名な廃道と言えば書策新道だとすると、西丹沢のそれは山神径路ではないかと思っており、相当崩れているようですが、一度通ってみたくて、今回行ってきました。当初の計画は小丸北尾根経由で尊仏山荘に泊まって翌日ヌタノ丸経由で早戸川林道に下りると言うものでしたが、尊仏山荘が満室だったのでみやま山荘に変更し、箒杉沢からのみやま新道に変更しました。
 始発の西丹沢行きは9割程度、玄倉で下りた登山者は私だけでした。橋を渡って右へ細い道を登っていき、神社の左を入ります。伐採作業をしているヒトが3名ほど、以下にも林業用と思えるジグザグ道を登ります。玄倉野は尾根はわかりやすいですが、踏跡はあまり明瞭ではなく、倒木も多めで歩きづらいです。大ブナノ丸まで進んで鹿柵にそって南を下ると山神峠、ここから山神径路に入って行きます。

 歩きづらい箇所は多々ありますが、大崩壊により高巻き道が付けられている箇所が3つあり、沢を越える場所もトラロープがあったりしたので、本当に厄介だったのは3箇所。距離は短いけど巻けないし落ちたらヤバいのにロープも立ち木もないトラバースが1つ。どう見てもトラバース出来ないので自分で大きく高巻きしたのが1つ、沢を渡るために堰堤の上に下りたはいいが登り返しが大変な箇所が1つ。まあ深南部で鍛えた私の敵ではなかったです。逆木丸に寄ってから玄倉林道に合流。
 ここからユーシン、熊木沢、オガラ沢を辿るルートは慣れた道。その先で箒杉沢に入っていきます。地図にあるルートをよく見て左右へ移動しないと堰堤を越えられないので、確認しながら進みますが、熊木沢と一緒でとにかく歩きづらいです。みやま新道は取り付きの目印などもないので、取り付けそうなところで取り着きましたが、ザレていて尋常でない傾斜を木の幹と根を頼りによじ登るという冷や汗ものの登攀でした。尾根に乗れば多少マシになりましたがそれでも踏跡不明瞭で目印も全くなし。ヘトヘトになって丹沢山に到着。

 みやま山荘は朝食後に出発し、丹沢三峰へ向かいます。丹沢山頂からしばらくはかなり雪が固まって残っており、結構滑りやすくなっていたので、太礼ノ頭まえはチェーンアイゼン着用。本間ノ頭から北側の尾根を下り、栂立尾根分岐から来た方向へ。結構雪が残っていたので踏み跡がわかりづらく、尾根の分岐も曖昧なので結構苦労しました。ヌタノ丸に続く尾根に乗ればようやくしばらく歩きやすい尾根。
 ヌタノ丸を過ぎると早戸川へ向かって下っていきますが、早戸川に近づくにつれて傾斜がきつくなり、どの尾根でも着地が厳しくて苦労しました。ロープはないので、慎重にトラバースして涸沢を経由してなんとか下りました。
 早戸川は踏み石渡渉は無理だったので靴を脱いで凍えながら渡渉。あとは歩いて宮ヶ瀬まで戻りました。