南アルプス深南部縦走

年月2021年10月
期間二泊三日
登った山キマタ山  (1,208m)入手山  (1,212m)
岩岳山  (1,369m)竜馬ヶ岳 (1,501m)
高塚山  (1,621m)三合山  (1,605m)
鋸山   (1,668m)都沢山  (1,532m)
三本栃山 (1,533m)房小山  (1,868m)
バラ谷の頭(2,010m)黒法師岳 (2,068m)
前黒法師岳(1,943m)白ガレの頭(1,640m)
行程行き横浜(夜行バス)静岡(列車)金谷(列車)下泉
登山・下泉(5:00)岩岳山登山道(1:30)キマタ山(0:15)入手山(0:45)岩岳山(1:20)竜馬ヶ岳<泊>
・竜馬ヶ岳(1:40)高塚山(0:30)三合山(1:40)千石平(0:15)鋸山(0:25)都沢山(0:10)三本栃山(2:30)房小山(1:20)最南2000m(0:15)バラ谷の頭(0:20)水場(0:20)上西平山(0:50)黒法師岳<泊>
・黒法師岳(1:30)二ツ山(0:35)ヘリポート(1:20)前黒法師岳(0:40)白ガレの頭(1:15)前黒法師登山口(0:30)寸又峡温泉
帰り寸又峡温泉(バス)千頭(列車)新金谷(列車)金谷(列車)島田(列車)静岡(新幹線)新横浜
タイム24時間55分(コースタイム不明)
同行者なし
宿泊 テント泊
天候
温泉 寸又峡温泉(翠紅苑)
コメント このルートはもともと夏前にやるつもりだったのですが、天候の問題などもあり、この時期にやることになりました。静岡百山での岩岳山は車でないとアプローチの難しい山で、せっかくなら縦走でこなしたいと思っていたこともあって、アプローチをいろいろ検討していたのですが、平日であれば下泉駅から川根本町のバスが原山(わらやま)まで走っており、これに乗れば8km歩きで岩岳山の登山道に合流できそうだということで、この方法で金曜日から登り始めることにしました。

 横浜から夜行バスで静岡へ。そこから列車を乗り継いで下泉駅に着き、7:59のバスが来るのを待ったのですが・・・。来ない。8:15頃に川根本町に電話してみると、交通事故による通行止めが発生して遅れているのだということだったので、そのまま9時近くまで待ちましたが結局来ることはありませんでした。あきらめてバスの区間も歩くことにしたのですが、駅を出て橋を渡った先で確かに車がつぶれており、警察が交通整理をしていました。ただ通行は片道交互通行だったので、おそらく千頭から来たバスはここで運行を取りやめたか、下泉駅に立ち寄るのをやめたか、どちらかだったんでしょう。結果私は車道を延々20km歩く羽目になったわけですが・・・。
 久保尾の先から原山の方へ行かずにそのまま国道を歩くと大規模な修復工事をやっていましたが、何とか通らせてもらえました。八幡神社の奥から岩岳山の登山道に合流したのは14時ですから5時間かかったことになります。これだと当初考えていた高塚山テント泊は難しいだろうなと思いつつ、いけるところまで行くことにします。
 岩岳山への登山道はリボンもあり踏み跡も明瞭でした。キマタ山の三角点に寄り道しつつ、入手山〜岩岳山と進みますが、その先岩岳神社の時点で日没。ただ踏み跡はたどれるので、ヘッドライトをつけて竜馬ヶ岳まで進むことにしました。初日は竜馬ヶ岳の山頂で一泊。

 翌朝も天気よく、高塚山へ向かいますが、ここから先は踏み跡というよりも尾根を辿る形。それでも大きな問題はなく1時間半で高塚山へ到着。高塚山は山犬段からの登山者が多いので、ここから三合山までは歩きやすく、三合山から再び尾根を辿ります。ただ、思ったよりも歩きやすい感じでしたね。やせ尾根もそれなりにありましたが、厳しいということもなく、背の低い笹を進みました。鋸山の先にある門桁方面の尾根の上部に都沢山と三本栃山の水窪百山2座があるのを知っていたので、ザックを置いて寄り道。その後は踏み跡の不明瞭な笹薮を尾根を外さないように進んで房小山。本邦最南2000mの地を経由してバラ谷の頭に着いたのが15:30頃。大きめのテントが2張張ってあり、麻布山から登って空身で黒法師岳ピストンだったらしいです。途中の水場は結構下りましたが豊富に水が出ていて安心。ここで補給して黒法師岳の登り返しに入りましたが、これが驚くほどの急登でした。何とか山頂に到達しましたが天候は急激に悪くなり、気温も下がってきたので黒法師岳の山頂で一泊。夜は結構冷えました。

 三日目は寸又峡温泉へ下るべく前黒法師岳へ向かいますが、黒法師岳の下りはここも相当な傾斜でしたね。背の高い笹薮を進んでヘリポートまで。天気は悪いですが、一応不動岳〜黒法師の稜線は眺められました。前黒法師岳からの道もあまり歩きやすくはないのですが、木にペンキマークが多くついており、下りやすかったです。

 寸又峡温泉の紅竹で渓流そばを食べ、翠紅苑で入浴してバスで千頭へ。タイミングよくSLが走る時間帯だったので、新金谷までSLに乗りました。最後に島田のさわやかに寄って帰りました。