安倍奥縦走

年月2021年4月
期間一泊二日
登った山若山    (844m)竜爪山文殊岳(1,041m)
竜爪山薬師岳(1,051m)富士見岳  (1,078m)
第一真富士山(1,343m)第二真富士山(1,402m)
湯ノ岳   (1,445m)青笹山   (1,450m)
仏谷山   (1,504m)岩岳    (1,682m)
下十枚山  (1,732m)十枚山   (1,726m)
大光山   (1,661m)奥大光山  (1,620m)
バラの段  (1,648m)
行程行き新横浜(新幹線)静岡(バス)牛妻坂下
登山・牛妻坂下(1:40)若山(0:55)竜爪山文殊岳(0:15)竜爪山薬師岳(0:35)駒引峠(1;00)富士見岳(1:25)第一真富士山(0:45)第二真富士山(0:50)湯ノ岳(0:30)浅間原(0:40)青笹山(0:40)細島峠(0:15)仏谷山(0:10)地蔵峠<泊>
・地蔵峠(0:55)岩岳(0:25)下十枚山(0:45)十枚山(1:10)刈安峠(0:50)大光山(0:30)奥大光山(0:30)大笹ノ頭(0:30)ワサビ沢ノ頭(0:45)バラの段(0:30)安倍峠(1:35)梅ヶ島温泉
帰り梅ヶ島温泉(バス)静岡(新幹線)新横浜
タイム18時間(コースタイム24時間30分)
同行者なし
宿泊 (テント泊)
天候
温泉 梅ヶ島温泉
コメント 今回は安倍奥の縦走です。安倍奥には静岡百山が5座あり、距離はありますが1泊2日でこなそうと考えた次第。あわよくば安倍峠から足を伸ばして大谷嶺も、とも思いましたがコースタイムをはじくとそこまでは厳しそう。予定では地蔵峠でテン泊ですが、もし十枚山まで行ければ足を伸ばす、ということにしました。

 ただ初日は全国的に大雨の予報。実際静岡駅から目的のバス停に降りた頃にはまだ降っていませんでしたが、竜爪山文殊岳に着いたあたりから本格的に降ってきました。雨の中黙々と縦走路を辿りますが、第一真富士山と第二真富士山の間がロープ多めの岩場があり、雨の日だけに慎重に進みます。また浅間原から青笹山の間は安平路山顔負けの笹薮が続き、踏み跡はあるものの雨の中濡れた笹をかなりかき分けていく羽目になりました。全体的に起伏が激しく、最初は計画より1時間巻けていましたが、その後は荷物が重いこともあって、地蔵峠着は30分巻きの18:30。大人しくここで泊まることにします。
この峠には地蔵菩薩の祠があって、奥行きがあるため入口は充分雨がしのげるのですが、ここで泊まるわけにもいかず、地蔵峠の標識のところにテントを張りました。しかしここまで大雨の中でテント張るのは実は初めてで、ポールのゴムが伸びていて苦労したのと合わせてかなり時間が掛かって入口がドロドロに。しかもシュラフが上1/3が雨の餌食になっており、果無山脈のときと同じくシュラフカバーを敷いて寝ることにすると、夜間の大雨で水滴がボタボタ落ちて来てとても落ち着くどころではなく、外が大雨ではお湯も沸かせないので、晩御飯は朝ごはん用のパンと水でした。とにかくシュラフが濡れると台無しというのは学びました。雨は0時前には止み、1時間〜1時間半程度でこまめに眠りましたが、3時半には起き出して諸々準備。雨が止んでるのでお湯を沸かし、そこまで食欲もなかったのでコーヒーとプロテインバーで朝食。あとは時間をかけて撤収作業。何とか5時には出発しました。
 しかし今回はこの先も起伏が激しく、すでにだいぶん体力を消耗しているのでペースが遅い。シャリバテもあるなと下十枚山でリゾッタを食べ、大光山でカロリーメイトを食べ。それでも何とか安倍峠へ。奥大光山は目当てだったのに、大光山に比べるとサブピーク扱いで拍子抜け。なお大光山を過ぎると2組の登山者とすれ違いました。これが今回会った全て。最後のバラの段の一つ手前のピークへの登りが相当急で、途中からロープもないので木の根を掴んで登りました。安倍峠からは車道に上がる手もあったのですが、梅ヶ島方面の道もあったのでそちらを。ただこれはどうやら旧歩道と呼ばれるものだったらしく、踏み石による沢の渡渉の繰り返しで渡渉は自己判断、最後は右側にへつって車道に出るというマニアックなものでした。さらに車道を八紘嶺登山口まで歩くとここから登山道を下って梅ヶ島へ。これが地味に長い。。
 14:40頃に梅ヶ島温泉に到着して次のバスが15:26と分かったので日帰り温泉でサクッと汗を流し、新静岡セノバでさわやか食べて帰りました