御前岳登山

年月2021年4月
期間日帰り
登った山御前岳(1,816m)
行程行き荘川(車)白弓スキー場
登山・白弓スキー場(0:50)尾根取付(3:20)三ノ谷(1:00)御前岳(2:30)尾根取付(0:50)白弓スキー場
帰り白弓スキー場(車)高山(列車)名古屋(新幹線)新横浜
タイム8時間30分(コースタイム不明)
同行者なし
宿泊
天候
温泉 ひだ荘川温泉(桜香の湯)
コメント 朝4:30に宿を出て車で30分、白弓スキー場の駐車場に停めましたが、山形ナンバーの車が一台。さすがにここに停めるのは御前岳登山しかないのではと思いつつ出発。
 北へ歩いてカーブのところで分岐の林道に入ります。工事関係者以外立入禁止と書かれていますが、ここを通らないと行けないし、まあ日曜日には作業もしてないでしょと思いつつ通過。林道は40分ほど辿りますが、雪が押し出されているところも崖側に人が歩ける程度のスペースがあり、雪を踏むことなく取り付き点へ。取付き地点は特に目印らしきものはないですが、上に境界ポールのようなものが見えるので、踏めそうなところから無理やりよじ登りました。ここからしばらくは踏み跡らしきものを辿っていけたのですが、徐々に薮っぽくなってきて、1300mあたりから雪が目立つようになってきました。アイゼンを履くタイミングが難しく当初は極力雪のない薮を軽く漕いでギリギリまで進んでいたのですが、いよいよアイゼンを履いて雪の上を歩くようにしました。1500m辺りで完全な雪山になりましたが、雪は固く締まっており、結構な急坂なのでピッケルを差しながら登っていきます。
 1721mの稜線に達するとしばらく直進してからショートカット気味に北の稜線に入りますが、ここから見える御前岳は明らかに別の山で、「これを登り返すのか?」とかなり絶望的な気分になります。そもそも一旦尾根を下りて向こうの尾根に取り付かないと行けないわけで。。尾根の間には沢があり、雪の下ながら何ヶ所も口を開けている状態。その中央の雪の橋の部分を越えるように計算して雪の急坂を下りていきました。それにしても標高200mも下げて300m登り返すというのはキツいですね。
 尾根に取り付いてまもなく40°以上あるんじゃないかという雪の急斜面を登ることに。滑ると下まで行きそうなので、アイゼンを利かせつつピッケルも最大限利用してジリジリ登りました。この登りは本当にキツかったですね。やっとの思いで登りきると、北東に見えるピークまで歩いて最後の一登りで到着。山頂は西側が雪、東側が薮になっており、一等三角点は藪側に5mくらい突入したあたりにありました。山頂からは白山連峰が笈ヶ岳まで、猿ヶ馬場山に人形山・金剛堂山、北アルプスに乗鞍岳・御嶽と全部望め、しかも快晴無風。なかなかない機会でした。
 山頂には10分後くらいに山形の人が上がってきました。どこで抜いたのかわかりませんが。。帰りも長いので20分ほどで下山を開始しましたが、御前岳の下りを2/3こなした辺りでもう1人登って来る人に会いました(下山後多摩ナンバーの車確認)。下りはやはり雪が切れてからが厳しく、薮の中でかなり無駄なルートを取ってしまいました。最終的に休憩込で9時間で往復出来ました。日帰り入浴は白川郷も考えたのですが混んでる可能性もあるなと昨日と同じ荘川の道の駅の温泉に寄りました。