丹沢縦走

年月2020年12月
期間二泊三日
登った山畦ヶ丸  (1,293m)加入道山 (1,418m)
大室山  (1,588m)檜洞丸  (1,601m)
蛭ヶ岳  (1,673m)丹沢山  (1,567m)
瀬戸沢ノ頭(1,375m)太礼ノ頭(1,352m)
円山木ノ頭(1,360m)本間ノ頭 (1,345m)
行程行き横浜(列車)小田原(列車)新松田(タクシー)大滝橋
登山・大滝橋(0:45)一軒屋避難小屋(0:30)大滝峠上(0:35)畦ヶ丸(1:10)白石峠(0:20)加入道山(0:55)大室山(0:45)犬越路(1:50)檜洞丸(0:05)青ヶ岳山荘<泊>
・青ヶ岳山荘(0:05)檜洞丸(1:20)矢駄尾根登山口(0:35)広河原(0:15)地蔵尾根取付(1:40)地蔵平(0:45)蛭ヶ岳(1:15)丹沢山<泊>
・丹沢山(0:15)瀬戸沢ノ頭(0:10)太礼ノ頭(0:15)円山木ノ頭(0:20)本間ノ頭(1:30)塩水橋(1:30)宮ヶ瀬
帰り宮ヶ瀬(バス)本厚木(列車)町田(列車)新横浜
タイム16時間50分(コースタイム不明)
同行者なし
宿泊 青ヶ岳山荘/みやま山荘
天候
温泉
コメント 今年の年越しは丹沢山のみやま山荘を予約したのですが、その後青ヶ岳山荘にも泊まることにしたので、二泊三日の山行となりました。それならばと初日は以前から実行できていなかった畦ヶ丸〜檜洞丸の縦走を行うことにしました。翌日は檜洞丸〜丹沢山だけでは時間が余るため、一旦矢駄尾根を下りて地蔵尾根を登り返すこととし、最終日は宮ヶ瀬に下りつつ本間ノ頭から塩水橋へ下りて後は林道歩きにする計画で出発です。
 初日の縦走は大滝橋からだとコースタイム12時間以上ですが、始発のバスだと登り始めが8:30のため、2時間巻いても日没には間に合わない。実際はもっと巻けるかもしれないけど自信はなかったので、新松田駅からタクシーを使いました(ちなみに時期柄電話予約はできず、新松田駅にタクシーがいなければ諦めて西丹沢から白石峠にショートカットで上がるつもりでした)。天候は生憎の雨ですが、畦ヶ丸を過ぎた頃にはほぼ止みました。大滝峠上に着くまでに4〜5人の下山者とすれ違い、畦ヶ丸避難小屋では雨が止むのを待っている登山者が1人寝ていました。その方に聞いたら昨日の夜は小屋で宴会をしていたらしいです。
 加入道山までの稜線は西風が強かったのですが、幸い気温が高めだったので、寒さは感じずに済みました。犬越路着が13:00でここで昼食。檜洞丸着は15:00で、結果から言えば始発のバスでも日没には間に合ったという。夕方には随分晴れてきました。この日の青ヶ岳山荘泊は4名で、全員丹沢2泊の年末モードだったという・・。

 2日目は8時過ぎに出て、予定通り矢駄尾根を下りました。一番下の神ノ川林道まで下りてから広河原まで歩きましたが、小洞トンネルのところでカモシカを一頭目撃しました。広河原からは1番堰堤を渡ることになっていますが、1番堰堤は2重になっているので、踏み跡を下りていくと「これは2番堰堤ではないのか・・?」と少し悩む羽目に。しかしすぐ下に見えている堰堤へ下りる道はなく、そのまま堰堤を辿ると向こうに壁に下りるステップがついており、これを使って河原に出ました。回り込むように河原を遡っていくと黄色いテープとロープがありましたが、ここは崩れやすくて登るのは難しいと判断し、少し引き返したところから強引に取り付きました。登ったところにはトラロープが伸びており、それらも利用しながら急登を辿っていきます。しかし、この尾根は急すぎて下りには使いたくないですね。ひとしきり登ると、傾斜は緩くなりますが、その先は痩せ尾根が連続するため、なかなか気が抜けないです。源蔵尾根よりもはるかにエキサイティングだなと思いながらなんとか地蔵平に到着。正面の鹿柵を右に辿っていくと、主脈縦走路と合流します。その後は蛭ヶ岳まで淡々と登り、蛭ヶ岳山荘でカレーを食べたあと、主脈を丹沢山まで歩きました。みやま山荘は少しキャンセルが出たのか、満員ではなく、私の両隣りは誰も来ませんでしたので、比較的余裕を持って寝られました。晩御飯は丹沢の山小屋では格段に豪華でしたが、大晦日という雰囲気は特になく20:30就寝。

 みやま山荘の朝食はおせち料理が添えられており、少し正月の雰囲気ありました。6:30に出発して宮ヶ瀬方面へ。初日の出は太礼ノ頭の少し手前で。本間ノ頭を過ぎたところから南東尾根に入りますが、この尾根は境界尾根でもあるようで比較的降りやすくルートも分かりやすいです。それで支尾根を間違えないように辿り、最後のところで南にトラバースして塩水橋に到達。ここから旧金沢キャンプ場までは立入禁止区間なのですが、復旧工事は殆ど終わっているように見えました。旧金沢キャンプ場のところのバリケードはしっかりしていてすり抜けは不可能だったので、キャンプ場の金網を越えて迂回するように抜けました。後は淡々と宮ヶ瀬バス停まで。10:50のバスには間に合いました。