後立山縦走

年月2020年7月
期間一泊二日
登った山白馬乗鞍岳(2,437m)小蓮華山 (2,766m)
白馬岳  (2,932m)杓子岳  (2,812m)
白馬鑓ヶ岳(2,903m)不帰U峰(2,614m)
唐松岳  (2,696m)餓鬼山  (2,128m)
行程行き竹橋(夜行バス)栂池高原(ゴンドラ/ロープウェイ)自然園
登山・自然園(0:50)天狗原(0:50)白馬乗鞍岳(0:15)白馬大池(1:15)小蓮華山(0:25)三国境(0:35)白馬岳(0:15)白馬山荘(1:00)杓子岳(0:50)白馬鑓ヶ岳(0:30)天狗山荘<泊>
・天狗山荘(0:55)不帰のコル(0:55)不帰U峰北峰(0:45)唐松岳(0:10)唐松岳頂上小屋(1:30)大黒鉱山跡(1:05)餓鬼山(0:25)避難小屋(1:30)南越沢(0:40)祖母谷(0:35)欅平
帰り欅平(列車)宇奈月(列車)黒部宇奈月温泉(新幹線)東京
タイム15時間15分(コースタイム20時間30分)
同行者なし
宿泊 天狗山荘
天候
温泉 祖母谷温泉・宇奈月温泉
コメント 都道府県最高峰も既に45座を登り、あとは新潟県の小蓮華山と福井県の越前三ノ峰、今回はこのうち小蓮華山を登るためのコースを組みました。実は小蓮華山は白馬岳の栂池登山道の途中にあるのですが、既に大雪渓経由で2回登っているため、栂池〜小蓮華山〜白馬岳だけだとあまりうまみがありません。そこでこれに未踏の不帰ノ嶮と祖母谷温泉への下山を合わせてロングコースとし、今年から再開する天狗山荘に予約を取りました。
 手配はかなり早い段階で行ったのですが、その後コロナ禍のため、白馬行きの毎日あるぺん号は5名のみ(扇沢1名栂池4名)。朝5時には栂池に着いてしまい、ゴンドラ運行開始の6:30まで待つことに。チケット購入に連絡先が必要でゴンドラは1組1箱なので私は1人で乗り込みました。ロープウェイも7時開始でこちらは8名のみ。順調に上がって7:15には登り始めました。天候は冴えないのですが、大雨というわけでもなく、たまにキリが取れると山が眺められるような感じです。
 白馬乗鞍岳の手前の急斜面に雪が残っており、もともとは猿倉エスケープのために持参したチェーンスパイクをここでいきなり使いました(これ以降は使わず)。白馬大池を出ると、雪倉岳方面のガスが晴れ、小蓮華山はガスっていましたが三国境では再び雪倉岳の姿が。白馬岳は真っ白でかつ結構風雨も強かったので、白馬山荘のカフェで休憩しつつ考えますが、結局明日の午前中が少し風雨が弱まるとの予報を見て、これで行かないと後悔するよなと思った次第。杓子岳と白馬鑓ヶ岳のピークを踏んで天狗山荘へ。杓子岳は巻道があるのですが、山頂への登りが思いのほかきつかったので、もしかしたら20年前は杓子岳の山頂は巻いたかもしれないなぁ、などと思って登って登っていました。杓子岳の手前から5分遅れくらいで2人着いてきていたのですが、天狗山荘泊と思いきや当日宿泊は私だけ、テント泊もなし、一体どこへ行ってしまったのか?
 天狗山荘は素泊まりのみ聞いてましたが、夕食はできるとのことでメニューのなかから牛丼をチョイス。泊まりは私だけで乾燥室にストーブが入っていたので入り浸っていました。なお小屋にはスタッフ以外に4名の男性がおり、聞いてみるとグリーンパトロールの方たちでした。本来なら白馬頂上宿舎をベースにするそうなのですが、今年頂上宿舎はヘリの荷揚げに一度も成功しておらず、1回荷揚げできた天狗山荘の方をベースにしているとのこと。

 翌朝は4:30起床5時発で南下開始。6-9時は風雨弱まるとの予報はうまく当たって、天狗の大下りを過ぎて不帰キレットに到達したころには少し眺望が得られる状態になっていました。不帰ノ嶮については不帰U北峰への登り鎖が高度感あって更に雨ということもあって結構緊張しましたね。それ以降は高度感のある場所はなく、不帰U南峰を過ぎて、次はV峰かと延々と歩いていたら山頂の標識に唐松岳と書かれていたという。
 唐松岳から唐松岳頂上小屋に下りましたが残念ながら日帰りは休憩不可。それでも祖母谷に降りるというと、ご主人が「この天気ではねぇ」と言いつつも詳細なルート説明をしてくれました。結構助かりました。なお餓鬼山避難小屋は唐松岳頂上山荘が管理しているらしく、「まだ鍵を開けてない」とのこと。
 テント場を抜けて唐松岳をひたすらトラバース、大黒鉱山跡まで降りて餓鬼山まで登り返すのがかなりタフなコースでした。またここまで滑りやすい道も久しぶりでした。ひたすら降られていたため、お湯を沸かすのは諦め、手持ちのパンで祖母谷まで下りました。祖母谷温泉に着いたのが13:45。祖母谷温泉で一風呂浴びてから欅平まで歩き、トロッコで宇奈月に出ました。