谷川岳馬蹄形縦走

年月2020年6月
期間一泊二日
登った山白毛門  (1,720m)笠ヶ岳  (1,852m)
朝日岳  (1,945m)七ツ小屋山(1,675m)
武能岳  (1,760m)茂倉岳  (1,978m)
一ノ倉岳 (1,974m)谷川岳  (1,977m)
行程行き東京(新幹線)上毛高原(バス)土合橋
登山・土合橋(1:40)松ノ木沢の頭(0:35)白毛門(0:45)笠ヶ岳(1:00)朝日岳(1:15)清水峠<泊>
・清水峠(0:45)七ツ小屋山(0:30)蓬峠(0:40)武能岳(1:25)茂倉岳(0:20)一ノ倉岳(0:45)オキの耳(0:10)トマの耳(0:05)肩の小屋(0:45)熊穴沢避難小屋(0:20)田尻尾根分岐(0:30)田尻尾根入口(0:20)谷川岳RW
帰り谷川岳RW(バス)水上(列車)新前橋(列車)高崎(新幹線)東京
タイム11時間50分(コースタイム17時間20分)
同行者なし
宿泊 清水峠白崩避難小屋
天候
温泉 水上温泉(ふれあい交流館)
コメント 谷川連峰の主脈縦走は随分昔に日帰りでやったのですが、馬蹄形縦走については未だやれずの状態だったので、梅雨入りして天候のよくない週末を使って実行してきました。メインの理由は宿泊予定の白崩避難小屋が7名程度とあまり広くないので、むしろ雨の日の方がよいのではないかと考えたのです(最初からテントやツェルトを背負わないつもりで考えていたので)。
 上毛高原駅からのバスは私のほかに1名のみ、途中の水上で1名乗って計3名です。土合橋で下りたのは私だけでした。雨の中白毛門まで淡々と登りますが、このあたりは2年半前に一度登っているので、感触はつかめている感じです。山頂まで上がってみると思いのほか谷川岳がよく見えて、少しやる気が出ました。そのまま笠ヶ岳〜朝日岳と進みます。
 笠ヶ岳の避難小屋で昼食でもと思ったのですが、行ってみるとドアの後ろの鉄板が床に引っかかってドアが開きません。しばらく粘ってだめだったので、雨の中外で立って食事しました。朝日岳からの谷川連峰もなかなかの良さでした。雨は降っているのですが、稜線でも風は殆どなく、ガスもこれだけ少なければ比較的快適に歩けます。ジャンクションピークまでの間で一ヶ所登山道が雪に埋まっているところがありましたが平坦なのでそのまま通過、ジャンクションピークから先は右手の巻機山につながる稜線を眺めながら進みます。
 その先で大きく下って清水峠、遠くから赤い三角の建物が見え、あれが避難小屋かと思いきや、JR東日本の送電監視小屋でした。避難小屋はその手前に小さなものが。着いたのは14:30頃でしたが当然誰もおらず、その後も誰も来ませんでしたので貸切。中は思ったよりも広く、ロフトのようなスペースもあるので、左右に4人ずつは寝られそうな感じ。奥のドアを開け、更に左のドアを開けたところがトイレ。臭いは全く漏れてきません。
 雨は日暮れ前には止み、翌日午前中までは天気も持ちそうということだったので、翌朝早出を決めて、食事を摂って寝ました。外に出ればドコモもソフトバンクもつながるので有難いです

 翌朝は3時すぎに起床し、準備して4時に出発。それでもライトが不要な程度の明るさです。清水峠からは踏み跡が多く分岐しているので、慎重に七ツ小屋山への分岐をたどります。ここから茂倉岳までは雨も降らず、眺望もよく快適な山歩きでした。
七ツ小屋山へ向かう途中でカチカチの雪渓を渡る箇所があり、登りだったので非常に滑り、チェーンアイゼンを履きました。七ツ小屋山を登る最後の尾根で日の出を拝み、七ツ小屋山から蓬峠への稜線を一望してから下っていきます。蓬ヒュッテにもヒトの様子はなく(6月末までは休業)そのまま武能岳へ。振り返ったときに見えた大源太山が印象的です。
 武能岳から茂倉岳と一ノ倉岳を眺めたときに稜線に雪があるように見えたのですが、確かにかなり残っていました。ただここは右に巻いて進みました。一ノ倉岳から先は雨はないもののガスの中を進んでいきます。「のぞき」も何も見えず、奥の院には銘酒「谷川岳」が複数お供えされているのを見て、オキの耳に着いたのは8:45頃でした。
 肩の小屋の直下の雪渓が大きく、アイゼン着用。あとは問題なく天神尾根〜田尻尾根で下山。ロープウェイのバス停まで行ったらまさに出発するところで、レインコートを着たまま乗車、水上で汗を流して帰りました。