年月 | 2020年3月 | |
期間 | 二泊三日 | |
登った山 | 天狗山 (1,537m)地蔵岳 (1,464m) 涅槃岳 (1,376m)証誠無漏岳(1,301m) 阿須迦利岳(1,251m)転法輪岳 (1,282m) 倶利迦羅岳(1,252m)行仙岳 (1,227m) 笠捨山 (1,353m)地蔵岳 (1,250m) 香精山 (1,122m)玉置山 (1,077m) 大森山 (1,045m)五大尊岳 (825m) 大黒天神岳(574m)吹越山 (325m) 七越峰 (262m) | |
行程 | 行き | 新宿(夜行バス)天理(列車)平端(列車)橿原神宮前(列車)大和上市(バス)前鬼口 |
登山 | ・前鬼口(2:00)前鬼(1:00)二つ岩(0:40)太古の辻(0:50)天狗山(0:30)嫁越峠(0:20)地蔵岳(0:45)乾光門(0:25)涅槃岳(0:20)証誠無漏岳(0:20)阿須迦利岳(0:15)持経宿<泊> ・持経宿(0:50)平治宿(0:25)転法輪岳(0:20)倶利迦羅岳(1:10)行仙岳(0:15)行仙宿(1:20)笠捨山(1:00)地蔵岳(1:00)香精山(0:35)塔ノ谷峠(0:50)蜘蛛ノ口(1:05)花折塚(0:45)玉置山(0:15)玉置神社(0:20)駐車場<泊> ・駐車場(1:40)大森山(0:25)篠尾辻(0:30)五大尊岳(0:55)六道辻(0:20)大黒天神岳(0:55)吹越山(0:30)吹越峠(0:20)七越峰(0:30)備崎(0:40)熊野本宮 | |
帰り | 熊野本宮(バス)新宮(夜行バス)横浜 | |
タイム | 24時間20分(コースタイム30時間50分) | |
同行者 | なし | |
宿泊 | 持経宿・玉置神社駐車場 | |
天候 | ||
温泉 | なぎの湯(新宮) | |
コメント | コロナによる週末外出自粛要請が出ている微妙なタイミングではありましたが、平日の電車や駅よりもはるかに安全だという確信もあって、金曜夜行バスで行ってきました南奥駈。 もともと20年前に山上ヶ岳〜前鬼を縦走したときに、太古の辻に立っている「これより大峯南奥駈道」の標識を見て「いつかは歩いてみたい!」と思っていたのですが、200名山完登の結果山行のチョイスに余裕が出たことと、あるライヴが志摩スペイン村で行われることになったのでそれに併せて今年行く気になったものです。ただコロナ関係でライヴは中止になってしまい、元々は1泊2日で前鬼口〜太古の辻〜玉置神社の予定が、2泊3日で熊野本宮までに変更になったわけですが。。 前鬼口までのバスは大和上市から乗るコミュニティ路線なのですが、2時間私だけの完全貸切状態でした。バスが1日1本しかないので10:30に前鬼口に着いて早速出発しますが、比較的早足でも前鬼小仲坊まで2時間。ここから太古の辻までさらに1時間40分となかなかの長丁場です。 前鬼から太古の辻までの道はかなりあれていて、テープを頼りに進みますが2回沢を渡り、急な沢のトラバースも何ヶ所か。上部は木道の設置区間もありますが押し流されて壊れているところも。それでも太古の辻のあの標識をみると感慨もひとしおです。早速南へ歩きはじめました。 南奥駈の道は基本は尾根沿いの踏み跡を辿っていき、下りや巻道も踏み跡で大体分かりますが、分かりにくいところを中心にたまにテープもついています。道は笹原や木の根道などさまざま、証誠無漏岳の南に細尾根と長めの鎖があるほかは難しいところもありません。ひたすらえっちらおっちら尾根を辿っていきます。この日は小雨だったのでずっと霞のような中を歩いていました。山の名前もより深めの仏教用語が目立つ気がしました(涅槃岳・証誠無漏岳・阿須迦利岳など)。地蔵岳の山頂でソフトバンクが立ったのが超意外でした。 何とか完全に暗くなる前に持経の宿に着きたかったのですが、18:00を回っての滑りやすい下りはキツく、ヘッ電出しました。18:20着。持経の宿は電気もありなんと携帯の充電も可能でした(素泊まり2000円+電気使用料100円が最低必要)。ここで充電出来るのは大きいし、夜かなりの大雨だったのでテントよりも有難いです。 2日目朝大雨が屋根を打つ音で目が覚めて急速にテンションが下がったわけですが、そうも言ってられないので、5時発予定を5:30発に変更し、出発しました。実際はそこまでひどい雨というわけではなく、しばらくすると目も慣れて来たのでヘッ電もオフ。 平治宿までは少し分かりにくいところもありましたが、問題なく到着し、転法輪岳、倶利伽羅岳、行仙岳を経て行仙宿へ。ここまでは雨ながら順調で、行仙宿で休憩してそのまま笠捨山に向かいました。笠捨山の登りあたりから雨が止み、笠捨山山頂からは雲が多いながらも奥駈道の山々が一望できました。このあとも雨は全くなしでした。 笠捨山から地蔵岳へ向かうと、ここが鎖場の連続になっており、足場も滑りやすい木の根や岩なのでかなり気が張りました。長い下り鎖などは足場を探すのが大変で、鎖場に慣れていないなら地蔵岳手前から香精山手前までショートカットした方がいいかも知れないです。 香精山山頂でチェーンソーの音がしたので上がってみると新宮山彦ぐるーぷの方が2人整備をされていました。少し立ち話をしつつ玉置神社のテント張る場所など教えていただきました。ここから先は玉置山までかなり長いのですが、何とか16:15には玉置山に着けました。途中に何度か車道沿いのルートがあり、更には数十m車道を歩く場所もありました。奥駈道もいろいろだなと。玉置神社の駐車場の奥にあるトイレの横にテントを張りました。ここアスファルトですが、ちょうど風が防げるんです。 3日目テントはかなり寒かったですね。3シーズン用のドームシェルターなんですがシュラフを#2にしてたから何とか耐えられたけど#5なら一睡も出来なかったかも・・。トイレの電気で準備が捗り、5:30には出発。 朝は降ってなかったのですが、大森山過ぎた頃から降り出して、微妙な雨模様の中縦走を続けました。 お馴染みの「〇〇まで,km」の角柱の道標は篠尾辻から姿を消し、あれは十津川村のものだったんだな、と改めて思った次第。五大尊岳から六道辻への下りが滑りやすいは急だわで、なかなか印象に残りましたが、あとは淡々と。七越峰の手前などは車道歩きがありました。備崎では案内通りに降りたら橋の方へのルートになっていたので、寒そうだし水量多めでサンダルないしで渡渉はやめました。橋を渡ってグルっと大回りでしたが無事に熊野本宮に到着。 バスの時間の関係で、本宮では食事取って、汗は新宮の銭湯で流しました。新宮駅前は本当に店がなくて、唯一開いてる店で夕食を取り、たまたま見つけたマッサージ屋で凝りをほぐし、ローソンで時間を潰して20:25の夜行バスに乗りました。 |