九重連山登山

年月2019年11月
期間一泊二日
登った山扇ヶ鼻 (1,698m)岩井川岳(1,522m)
星生山 (1,702m)久住山 (1,787m)
中岳  (1,791m)稲星山 (1,774m)
白口岳 (1,720m)大船山 (1,786m)
北大船山(1,706m)平治岳 (1,643m)
行程行き羽田(飛行機)熊本空港(バス)熊本<泊>(バス)牧ノ戸峠
登山・牧ノ戸峠(0:45)扇ヶ鼻分岐(0:10)扇ヶ鼻(0:20)岩井川岳(0:20)扇ヶ鼻(0:10)扇ヶ鼻分岐(0:30)星生山(0:20)久住分かれ(0:25)久住山(0:35)中岳(0:15)稲星山(0:20)白口岳(0:20)鉾立峠(0:15)法華院<泊>
・法華院(0:15)坊ガツル(0:50)段原(0:15)大船山(0:15)北大船山(0:45)大戸越(0:35)平治岳(0:45)坊ガツル(0:40)雨が池(0:40)長者原
帰り長者原(バス)熊本空港(飛行機)羽田
タイム9時間45分(コースタイム13時間)
同行者なし
宿泊 法華院温泉山荘
天候
温泉 法華院温泉・長者原温泉(九重星生ホテル)
コメント 熊本でライヴがあったついでに久しぶり(17年振り!)の九重連山へ行ってきました。もともとは熊本なので阿蘇と思っていたのですが、今年はずっと噴火が続いていて、中岳も高岳も登れないとあっては意欲も半減。九重だと大分なので「ついで」というには遠いのですが、九州横断バスを使えば一本で登山口まで行けるので決めました。また前回は久住山・中岳・大船山の3座だけを登る日帰りで、途中で法華院温泉へ立ち寄るもお湯が入ってない時間で入れずだったので、今回は法華院温泉山荘に宿泊予約をしました。

 朝7:31に熊本駅から九州横断バスに乗り、牧ノ戸峠着が11:09。実に3時間半のバス旅です。天気は雲ひとつない快晴で、ここから登山道を辿り、扇の分岐へ。事前に悩んでいたところですが、せっかくなので扇ヶ鼻を経由して岩井川岳まで行ってみることにしました。扇ヶ鼻の下りから急に登山道が狭くなり、ミヤマキリシマの枝に両腕を削られながら進むと、広い笹原に出ます。GPSを確認しつつ笹を足で漕いで進むと三角点がありました。山頂標識はなく阿蘇はよく見えます。
 引き返してそのまま星生山に取り付きます。九重連山はメインルート以外は分岐に案内板も特になく、こまめに地図をチェックしないとルートを見落としやすいですね。星生山の取り付きもしばらく巻道を歩いて「やっぱりさっきのだったか」と引き返した次第。星生山は細尾根を辿っていきますが山頂はくじゅうで一番と思えるような好展望でした。
 星生山からは久住山〜御池〜中岳〜稲星山〜白口岳と辿りましたが、どの山頂も展望よし。17年前は中岳から白口谷ルートで法華院温泉に下りたようですが、この道は今は廃道で、今回は白口岳を越えて鉾立峠へ下りました。この白口岳〜鉾立峠が悪路と言われているようで、確かに一度滑って仰向けにリュックから落ちたあと、足元が泥でヌルヌルすぎて起き上がれないという状態になりました。上部の岩場は慎重に通過すれば問題ない感じです。
 法華院温泉山荘着は16:40頃で、念願の温泉に入りました。この日は年に2回しかないジャズイベントの日で食堂で22:30頃まで演奏していたので、とても寝られず夕食後も2回温泉に入りに行きました。この日の宿泊客はイベント参加者が8割だったようです。

 翌日は朝食後の7時に出発し、坊ガツルから大船山〜北大船山〜平治岳と縦走しましたが、この縦走路は結構厄介でミヤマキリシマの間を縫って伸びる細い登山道をたどるのですが、途中登山地図にない分岐でリボンに従ったところ、黒岳方面へ進んでしまい、ショートカットで戻ろうとしてひどい薮漕ぎになり体力を消耗する羽目に。平治岳でも基本的にルート指示はなく、迷いながら南峰へ行き、そこで山頂への踏み跡を発見するような感じでした。
 かなり疲れて坊ガツルまで降りてきたので、三俣山は止めてそのまま長者原へ下山。九重星生ホテルで汗を流して熊本空港まで再び3時間のバス旅と相成りました。2日目も好天でとても充実した登山になりました。