霧島連峰縦走

年月2001年3月
期間日帰り
登った山高千穂峰 (1,574m)中岳   (1,332m)
新燃岳  (1,421m)獅子戸岳 (1,429m)
韓国岳  (1,700m)
行程行き西鹿児島(バス)霧島林田温泉(タクシー)湯之野温泉(泊)
登山・湯之野温泉(0:45)高千穂河原(0:35)御鉢(0:20)高千穂峰(0:35)高千穂河原(0:40)中岳(0:20)新燃岳(0:25)獅子戸岳(1:10)韓国岳(0:25)登山口(0:10)えびの高原
帰りえびの高原(泊)(バス)霧島林田温泉(バス)鹿児島(飛行機)羽田(列車)蒲田(列車)川崎(バス)武蔵小杉
タイム4時間40分(コースタイム7時間35分)
同行者なし
宿泊
天候
温泉 湯之野温泉(国民宿舎みやま荘)
えびの高原温泉(国民宿舎えびの高原荘)
コメント 霧島連峰の縦走という場合、通常は登りの少ないえびの高原側から登り始めるようですが、私は逆ルートを取りました。しかも、未明に宿を出て高千穂河原まで歩き、先に高千穂峰をピストンするというおまけ付きで、現地の人にはビビられました。
 高千穂峰は御鉢経由になりますが、事前に聞いていたとおり、御鉢の鞍部から御鉢の左縁までは登山道がありません。しかし、目標が見えているわけですから、どんなルートを選んでも辿りつけるという意味ではさほど苦労はありませんでした。溶岩流が固まったようなガラ場は足元が不安定で若干苦労しましたが、慎重に行けば大丈夫。御鉢を回って高千穂峰の登りにかかりましたが、どことなく砂山でも登っているようなすべり易い道で、慎重さが要求されます。行程が短い割に登り甲斐のある山と言えます。頂上に立ち日の出に輝く天の逆鉾を眺めると神秘的な気分に浸れます。
 高千穂河原からの縦走は、なかなか変化に富んでおり、楽しめます。中岳までは前半緩やかな登りで、最後にひとしきり急な石ころの道を登りきると頂上、ここから新燃岳までは全く高低のない快適な道と木の石段、新燃岳を半周するとガラガラの石ころ道を下ることになり、獅子戸岳からは笹とツツジの藪に挟まれた狭くすべりやすい土の道を延々と進むことになります。韓国岳への最後の登りが体力的にもきつい時期で堪えます。登山路からは中岳・新燃岳・韓国岳、それに大浪池と火口を眺めて進むことになり、新燃岳は火口から幾筋も噴煙が上がっていました。
 天候には恵まれ、遠方は霞んでいたものの、霧島連峰は高千穂峰〜韓国岳までどの峰からも一望できました。本当に素晴らしい景色です。結局高千穂峰往復は1時間半、縦走は3時間余りというハイペースで走破しました。
 感動したのは、えびの高原にあるビジターセンターにある「足之湯」で、誰でも温泉に足をつけて疲れを癒すことができるというなかなかの設備。さらに宿泊したえびの高原荘の露天風呂は、湯に浸かりながら韓国岳の全景が眺められるという得がたいものでした。