奥武蔵縦走

年月2000年12月
期間日帰り
登った山武甲山  (1,295m)小持山  (1,273m)
大持山  (1,294m)武川岳  (1,052m)
伊豆ヶ岳  (851m)
行程行き武蔵小杉(列車)目黒(列車)池袋(列車)横瀬
登山・横瀬駅(1:00)表参道一丁目(1:00)シラジクボ(0:25)武甲山(0:10)シラジクボ(0:25)小持山(0:20)大持山(0:30)妻坂峠(0:20)武川岳(0:30)山伏峠(0:30)伊豆ヶ岳(0:30)大蔵山集落(0:15)正丸駅
帰り正丸(列車)飯能(列車)池袋(列車)目黒(列車)武蔵小杉
タイム5時間55分(コースタイム10時間20分)
同行者なし
宿泊
天候
温泉
コメント 天城縦走がなんだか不完全燃焼だったので、今年最後にもう一度登山に行くことにしました。奥多摩の北に位置する奥武蔵山域。ここには百名山の山はありませんが、二百名山に選ばれている武甲山があります。ただ、この武甲山は石灰を産出するため、北側にはセメント工場が林立し、北面は石灰採掘で悲惨なまでに削り取られています。なんたって、山の標高が1,336m→1,295mまで低くなってしまった位ですから。採掘は今も続いており、今後も山の形が変わっていく可能性が高いです。横瀬駅から歩くといきなり異様な北面の姿を目の当たりにすることになりますが、この武甲山は南面から見ると意外にも丸みを帯びた美しい山だったりします。シラジクボや小持山からの武甲山の姿は是非一度見て貰いたいものです。
 奥武蔵はさほど高い山はないので、軽く考えていたら、縦走時の高低差が結構あり、しかも急坂直登がいくつかありました。結構疲れる山行でしたが、予定通り奥武蔵北部を縦走して帰ってきました。
 本来は表参道を経由して武甲山に直接あがるはずでしたが、指導標が意外と少ないことと、地図に載っていない立派な山道を見つけてしまったため、その山道を辿って結局シラジクボに出ることになりました。結局武甲山はピストンしたのですが、シラジクボから武甲山への登りはかなりの急坂です。なお、武甲山の展望所からは採掘作業中の車両の様子が間近に見られ、やや興ざめの感がありましたが、北方の眺めは流石にすばらしく、浅間山・両神山はもちろん、上州方面の谷川連峰、赤城山、日光白根などが雪を戴いている姿を眺められました。なお、武甲山の展望所のあたりだけはわずかに雪が降った痕跡が残っていました。
 縦走路は急な下りが多く、慎重にならざるを得なかったのですが、何とか小持山→大持山→武川岳と歩き、山伏峠(車道あり)を越えて伊豆ヶ岳に取り付きました。もしかしたら、車道を見て気が抜けてしまったのかもしれませんが、伊豆ヶ岳の登りはかなり骨が折れました。結構充実した山行になり、満足しています。