白根三山縦走

年月2016年8月
期間一泊二日
登った山北岳  (3,193m)中白峰山(3,055m)
間ノ岳 (3,190m)西農鳥岳(3,051m)
農鳥岳 (3,026m)
行程行き新横浜(列車)八王子(列車)甲府<泊>(バス)広河原
登山・広河原(1:25)二俣(1:45)八本歯のコル(1:15)北岳(0:45)中白峰山(0:55)間ノ岳(0:45)農鳥小屋<泊>
・農鳥小屋(0:30)西農鳥岳(0:30)農鳥岳(0:25)大門沢下降点(1:40)大門沢小屋(1:30)登山口(0:45)奈良田
帰り奈良田(バス)下部温泉(列車)富士(列車)三島(新幹線)新横浜
タイム12時間10分(コースタイム17時間50分)
同行者なし
宿泊 農鳥小屋
天候
温泉 奈良田の里温泉(女帝の湯)
コメント 最初に目指した登るときには省略し、200名山を意識する段階で後悔する筆頭格が農鳥岳だと思います。白根三山の縦走は素晴らしいのですが、距離が長いという難点がありますので。私も15年前には北岳山荘から間ノ岳往復したクチです。
 農鳥岳単独でピークハントすることも考えたのですが、意外と時間がかかるので、それなら改めて縦走した方がいいだろうと、甲府へ向かって前泊し広河原へ入るスケジュールとしました。
 今年の始発バスは4:35で広河原には6:30に到着。やはり八月の週末だけあってかなり賑わっています。ルートは悩んだのですが、左俣から八本歯のコルを経由して北岳をピストンすることにしました。二俣までは天気ももっていましたが、そこから徐々に降り出して結局農鳥小屋に着くまでずっと降られっぱなしでした。左俣を下ってくる中には傘を使っているヒトが2人もいて、ずいぶん危なっかしいなと思いましたが・・。
 八本歯のコルまでは木造の梯子が連続しますが、滑らないように注意して登っていきます。そこから北岳への登りで足が攣ってしまったので、少しペースが落ちましたが、何とか山頂へ到着。山頂は全くの展望なし。稜線を辿って間ノ岳まで行きますが、同じく全くの展望なし。そのまま農鳥小屋まで下って、この日は終了です。
 農鳥小屋は小屋主がクセがあり評判がよくない小屋なのですが、小屋主に関してはどれだけ敬意を持って接するかという問題の気がします。「夏でも雨の日は15時までに到着するように」などは全く間違っていないし、着いたヒトが温まれるようにストーブの前を空けさせたりという気遣いもしてくれます。食事の貧弱さとトイレの汚さもいわれるようですが、発電機のない稜線の小屋ではこの程度でも十分だと思います。
 翌日は台風が3つある気圧配置から、天候は期待できないということだったのですが、起きてみると大変いい天気でした。4:45に小屋を出ましたが、西農鳥岳・農鳥岳と素晴らしい稜線歩きを楽しめました。山頂の景色も最高です。
 大門沢からの下りは疲労のたまった足には結構厳しいかったですが、コースタイムよりは順調に下れました。沢沿いの道だと思っていましたが、実際はかなり右側の尾根をへつるように道がついていましたので、ずっと沢の音が聞こえるけど、沢はほぼ見えない感じでした。
 奈良田では日帰り温泉で汗を流したあと、雰囲気のよい古民家カフェでゆっくり時間をつぶし、一本早いバスで身延線経由で帰宅しました。