年月 | 2016年5月 | |
期間 | 日帰り | |
登った山 | 栗石山 (1,701m)男鹿岳 (1,777m) | |
行程 | 行き | 北千住(列車)会津田島<泊>(タクシー)車止 |
登山 | ・車止(0:55)オーガ沢橋(0:20)男鹿橋(0:30)登山口(1:30)栗石山(1:05)男鹿岳(0:30)栗石山(0:50)登山口(0:30)男鹿橋(0:25)オーガ沢橋(0:50)車止(0:40)滝沢橋 | |
帰り | 滝沢橋(タクシー)会津高原尾瀬口(列車)鬼怒川温泉(列車)北千住 | |
タイム | 8時間5分(コースタイム9時間) | |
同行者 | なし | |
宿泊 | − | |
天候 | ||
温泉 | 会津高原温泉(夢の湯) | |
コメント | GWの最後に会津の深山に登ってきました。この山は藪こぎがあると知って、それを経験する目的もあって選んだのですが、結果的にも予想以上に藪こぎしました。 事前に会津田島の駅前に宿を取り、タクシーを予約して向かいました。東京からだと東武日光線・鬼怒川線、野岩鉄道、会津鉄道とつながった路線を行くわけですが、会津田島までは直通の列車があるので、それに乗りました。実に北千住から片道3時間半・・。 翌朝タクシーで釜沢橋の車止めまで向かいますが、運転手さんによれば先日まで随分手前の滝沢橋までで通行止めになっていたとのこと。今は幸い釜沢橋までいけるようになっていました。ここから県道369号線を延々辿ることになるわけですが、もう完全に廃道でした。能郷白山のときの能郷谷からの道も相当崩れていましたが、ここは半分自然に還っているような趣さえあります。2箇所ほど完全に崩落している箇所があり、山側を少しへつるように慎重に通ります。 林道を歩いていると、オーガ沢の先あたりでサルが3匹道を横切って山を駆け上がるのを目撃しました。一匹は気の上でしばらくこちらを窺っていたので何とかカメラに収め、先に進みます。 延々と林道を辿ること2時間で、ようやく登山口に到着しました。なお、この日は私以外この山にアクセスしている人はおらず最初から最後まで誰にも会いませんでした。取り付きは赤いリボンが付いているので、迷うことはなさそうです。登山道は迷わない程度にはリボンが付いていますし、登り始めからしばらくは踏み跡もあるので、足元を見ながら笹薮を突き進んでいけるのですが、栗石山以降はほぼ踏み跡がないです。リボンとコンパスを頼りに藪に突っ込んでいきますが非常に疲れます。もともと藪こぎに慣れていないので、向こう脛やふくらはぎにいつもより負担が掛かってしまい、結構ハードでした。ところどころに雪が残っているのですが、踏み抜いてしまうので、結局雪は避けて藪に突っ込んでいく結果に・・。 何とか山頂に到達はしたのですが、最初は飯盒の縛りつけられた木があり、そこに「男鹿岳山頂、左にプレートあり」とマジックで書かれていたのを見て「もう少し進んだところに山頂があるのか」と思い、リボンを辿って更に進んでしまいました。5分進むと明らかに下り坂になり、稜線の先の視界が開けて大佐飛山が見えたので、行き過ぎに気付き、さっきの木に戻ってよく周りを見回すと・・・あった!随分高いところにプレートのついた木が見えました。大佐飛山が見られたので、行き過ぎたのもムダではなかったですね。山頂は展望もありません。 闇雲に下って迷ってはホネなので、下りは登りよりも慎重に行動しました。藪こぎに集中してあまり気付いていなかったのですが、実は結構な急坂を登ってきていたらしく、下りは滑り落ちそうでかなり緊張。それでも登りの半分程度の時間で登山口まで戻ることができました。再び長い林道歩きを2時間、しかし、釜沢橋近辺では全く携帯が通じずタクシーが呼べないので、やむなく更に40分歩いた滝沢橋でタクシーを呼びました。会津田島には温泉や日帰り入浴施設がなく(ふるさと基金で掘ったが出なかったと運転手さんが)、結局会津高原尾瀬口まで送ってもらって、駅に近い温泉で汗を流しました。なかなかタフで充実した山行になりました。 |