御神楽岳登山

年月2015年9月
期間日帰り
登った山御神楽岳(1,387m)
行程行き新横浜(新幹線)東京(新幹線)新潟(列車)津川(バス)八田蟹<泊>
登山・みかぐら荘(1:00)登山口(0:15)鉱山跡(0:55)湯沢出合(2:20)湯沢の頭(1:05)御神楽岳(2:30)室谷
帰り室谷(車)津川(車)新潟(新幹線)東京(新幹線)新横浜
タイム8時間5分(コースタイム9時間30分)
同行者なし
宿泊
天候
温泉 津川温泉
コメント 御神楽岳へ行ってきました。10年以上前に買った200名山のガイドブックではこの山は難易度の高いコース(蝉平コースまたは栄太郎新道)を紹介しており、以前から登ってみたいと思っていたコースだったのですが、今年行くことにしました。ちょうどGT2で田中陽希君もこのコースを行ってましたね。シルバーウィークなので混雑するだろうと思いつつ、早めにみかぐら荘を予約して、前日に乗り込みました。天候は回復するという予報だったので、安心していたのですが・・。
 当日宿を出るときは曇。林道歩き1時間で林道終点に辿りつきました。小さなスペースには車3台。ここから湯沢出合までは沢沿いに進むことになるのですが、とにかく道が悪いです。高巻き道は谷側に傾いており滑りやすく、踏み跡も分かりづらいところがいくつもあって2回ほど道を見失いました。相当気を使います。藪も相当茂っているので、少なくともレインコート下は必須ですね。一ケ所滝壷の下流を渡るところがあるのですが、そこの石がツルッツルで派手にすっ転び、その勢いでリュックに付けていたペットボトルが水に落ちて回収に苦労しました。
 何とか湯沢出合に到着すると、今度は雨が振りはじめました。ここから難所だというのに雨とは・・!蒼くなりましたが、それでも慎重に先に進むことにしました。結論からいうと、このルートの難所は湯沢から約45分間だけです(股ずり岩もこの区間)。ロープ場4本、鎖場4本ありますが、厳しいのは寧ろロープも鎖もない、急傾斜の登りがいくつもあることです。雨で滑りやすいので、慎重に岩や木の根を掴んで這うように登って行きますが、とにかく「ここは下りたくない」と何度も思いましたね。難所の区間を過ぎると、ときどき木の根を掴みながらヤセ尾根を辿っていくことになりますが、高度感はありません。
 このルート、標識があるのはたぶん湯沢の頭だけです。高頭にも特に標識がなく、雨乞峰も登山道が合流するからそれと分かるだけ。御神楽岳は登り返して到着。天気は回復してきていましたが、雨乞峰を過ぎたらまた雨模様になり、結局山頂では景色を拝めずでした。
 山頂には室谷ルートから来た新潟が4人(3人+1人)おり、そのうちの1人の方が「一緒に室谷に下りれるなら、車で送りますよ」と言ってくださったので、ご厚意に甘えることに。室谷ルートはぬかるみ多めで若干滑りますが、普通の登山道で、蝉平ルートとは比較にならない歩きやすさでした。最後は山菜を探しつつのんびり下山。その方には津川温泉経由で新潟駅まで送って頂き、大変ありがたかったです。
 話を聞く限り、本日この山は室谷・蝉平合わせても10名前後しか登っていなかったようです。シルバーウィークですが。静かな山登りが楽しめましたね。