針ノ木・蓮華登山

年月2015年8月
期間一泊二日
登った山針ノ木岳(2,821m)蓮華岳 (2,799m)
行程行き新宿(夜行バス)扇沢
登山・扇沢(1:05)大沢小屋(2:20)針ノ木小屋(0:55)針ノ木岳(0:25)針ノ木小屋(1:00)蓮華岳(0:30)針ノ木小屋<泊>
・針ノ木小屋(1:10)大沢小屋(0:40)扇沢
帰り扇沢(バス)大町温泉郷(バス)信濃大町(列車)松本(列車)八王子(列車)新横浜
タイム8時間5分(コースタイム11時間30分)
同行者なし
宿泊 針ノ木小屋
天候
温泉 大町温泉
コメント 夏は北アルプスに来ました。去年笠ヶ岳に行くときにアイゼンを買い替えたのですが、行ってみると雪はなく、その後も利用する機会には恵まれずに1年経ってしまったのです。飯豊でも石ころび沢を行かなかったので、どうしてもアイゼンを試したいということで、針ノ木雪渓のあるこのコースを選んだ次第。針ノ木小屋をベースにピストンで300名山を2座稼げるという効率のいいコースが休みの少ないリーマンには有難いです。
 今年も毎日あるぺん号のお世話になりました。この夜行バスはとにかく寝れないのですが、それでも乗り換えなしに登山口まで行ってくれるんだから有難い存在です。天気予報もよくなったのですが、未明に到着した扇沢は豪雨でした。回復も見込めないので、腹を括って雨具を着込んでフル装備で登山道に入ります。途中に何度も車道を通り、行きはわかりやすいのですが、同じルートを戻ると非常にわかりづらいところがあります(縦走して来てこのルートを下山したヒトはそのポイントが分からず最後車道歩きで下山したそうです)。
 大沢小屋で休憩したときに、小屋主に雪渓の様子を聞くと「この時期はほぼ氷、割れに注意。雪渓見えたらすぐにアイゼン履け」とのことでした。小屋を出て15分もあるくと、雪渓の端に出ます。後から考えると、雪渓の左側に巻き道があったようですが、私はそのままアイゼンを履いて直登しました。新しく買ったのはモンベルの10本歯スノースパイクなのですが、とにかく歩きやすく、サクサク登りました。途中からコイノボリの目印が雪に刺してあり、まず迷うことはありません。雪渓を越えてから雪のない場所を長く歩き、最後に少しだけ雪渓を渡って終わり、なのですが、この「少し」のお陰で途中の道もアイゼン履きっぱなしで非常に歩きづらかったので、帰りは「少し」の方をアイゼンなしで渡ろうとしてみたのですが、見事に転倒しました。おとなしく2回アイゼンを履くのが正解みたいです。
 雪渓が終わると小屋までは意外とタフな登りです。それでも何とか小屋には9時半頃到着しました。昼過ぎまでに針ノ木・蓮華それぞれピストンしたのですが、針ノ木の登りは意外とタフで、蓮華の方はちょっと長いです。救いは山頂往復の間だけ天候が回復したことで、蓮華の方では鹿島槍などが望めました。蓮華の帰りにはライチョウの群れ(5羽)を目撃して、ちょっとテンションあがりました。殆ど振られっぱなしの山行でしたが、なかなか充実したものになりました。