佐武流山登山

年月2006年10月
期間日帰り
登った山ワルサ峰 (1,870m)佐武流山 (2,192m)
行程行き切明温泉(車)車道分岐
登山・車道分岐(0:15)ゲート(1:00)檜俣川下降点(1:05)物思平(0:45)ワルサ峰(0:25)西赤沢源頭(0:40)佐武流山(0:25)西赤沢源頭(0:25)ワルサ峰(0:35)物思平(0:50)檜俣川下降点(0:55)ゲート(0:10)車道分岐
帰り車道分岐(車)越後湯沢(新幹線)東京
タイム7時間(コースタイム10時間)
同行者なし
宿泊
天候
温泉 切明温泉
コメント 佐武流山は結構マイナーかもしれませんが、このエリアでは最も標高が高く、苗場山や白砂山よりも高いです。元々は登山道のない山で、苗場山か白砂山から藪漕ぎしないとたどりつけなかったわけですが、2000年に登山道が切られました。しかし、結局登山道は1つのみで秋山郷最奥の切明温泉からしか登れませんし、往復10時間と長いですから、今に至るまでそれほど登山者は多くないようです。
 この山も5月に一度断念した山ですが、秋山郷の最奥である切明温泉まではそうそう足を運べないですから、結構気合を入れて行きました。しかし、前日に切明温泉側の車道分岐を通ってみると「災害復旧工事中。はいっちゃだめ」という看板があり、道路が閉鎖されていました。焦って宿で聞いてみると、落石工事は佐武流山への登山には影響ないことが分かって一安心。
 朝6時に車道分岐から登山開始。佐武流山へは、ここから上の車道にあがり、開放されていない林道ゲートをくぐって1時間半の林道歩きが必要です。ちょうど先月登った幌尻岳を思い出してしまいました。林道を5.6km歩くと、檜俣川への下降指示標があり、ここから川へ下りていきます。檜俣川は通常踏み石で渡るようですが、今日の水量は脛まであり、やむなく靴を脱いで裸足で渡渉しました。これも幌尻を思い出させました。水は流石に骨までしみとおる冷たさでした。
 対岸から登りが始まります。物思平、ワルサ峰、西赤沢源頭、坊主平と途中のポイントの標識はありますが、その途中のリボンなどはかなり少ないです。しかし、道はしっかり切られていて、迷うことはなかったです。しかし、道自体はかなり良くない状態でした。狭い道に非常に滑りやすい木の根の急坂。特に帰りがきつかったですね。

 今日は朝からはっきりしない天気で、登っている間に雨が降ってきましたので、レインコートを着用。たまに物凄い風が吹いていましたが、登山道にはうまい具合に風は吹き付けないようになっているようです。最近よくありがちですが、山頂から降りてきたら晴れてきました。。
 この山は登山者は少ないという認識だったので、月曜日だし他には誰もいないだろうと思って登っていたのですが、結局今日は他に4人登っていました。最も驚いたのはなんと77歳の方と山頂で会いました。前日物思平の先でビバークして、一泊二日で登ってきたそうですが、驚くほどに矍鑠とした様子に圧倒されました。