八海山登山

年月2006年8月
期間日帰り
登った山八海山八ツ峰   入道岳  (1,778m)
行程行き横浜(列車)東京(新幹線)浦佐(タクシー)芝原口
登山・芝原口(0:50)清滝(1:35)七合目(0:55)千本檜小屋(1:25)大日岳側迂回路分岐(0:20)入道岳(0:30)新開道分岐(1:00)カッパ倉(0:25)稲荷清水(0:30)芝原口
帰り芝原口(タクシー)浦佐(新幹線)東京(新幹線)新横浜
タイム7時間30分(コースタイム11時間40分)
同行者あり
宿泊
天候
温泉 浦佐温泉(てじまや)
コメント 以前会社の人と奥穂高岳と塩見岳に登りにいきましたが、そのときに一緒に行った人から「久しぶりに山に行きたい」という連絡を貰いました。今同じ職場にはいませんが、彼は鎖の多いヘビーな山に惹かれるらしいので、私のニーズを合わせて考え、日帰りで八海山へ行くことにしました。選んだのは登り屏風道→八ツ峰縦走→入道岳→下り新開道という恐らく八海山では最もヘビーなコースです。前泊しないで東京からのこのルートを日帰りは結構ギリギリです。朝6:08の新幹線に乗って浦佐7:38、そこからタクシーで芝原口。登山開始は8:30でした。
 最初に一箇所だけ沢の渡渉がありますが、思ったより水量があってギリギリでした。そのまま細々とした山道をダラダラと詰めていくと、生金沢に行き当たります。ところが八月でも沢には大量の雪が残っており、道が途絶えています。ここは右岸に残るガチガチの雪庇の上を慎重に越えていくと、その先に再び道があります。八月でも迷いやすいので、要注意です。その先間もなくで屏風沢に行き当たり、ここが清滝。ここにも雪が残っていますが、沢は渡らず小屋の裏側に道が続いていました。
 そしてここからしばらく行くと最初の鎖場、そして強烈な登りが開始しました。千本檜小屋までの鎖は34本、確かに急で長い鎖が多いですが、それよりも問題は鎖のない急な登りが連続することです。上体を起こすと体ごと剥がれ落ちそうになるため、全体の6割は両手両足で這うように登っていきます。鎖のない方が圧倒的に気を遣いますし、疲れますね。
 この日は、超のつく好天で、日差しの強さに参りました。ただでさえヘビーな登りですから、通常の倍水分を取りましたので、通常とは違って下山まで水が持ちませんでした。通常であれば1日の行程は500ccのペットボトル2本で充分なのですが、今回は千本檜小屋で1本買い足し、それでも不足したので新開道四合目の稲荷清水でも補給しました。

 結局何度も休憩を入れ、千本檜小屋着は12:30。小屋には結構人がいました。ゴンドラで上がれば小屋には2時間で来られますし、新開道を登って、ゴンドラで下山するという人も結構いるように見受けられました。昼食後に八ツ峰縦走に出発します。ここまでで随分体力を使ったせいか、途中2回ほどひどく足が攣って苦労しました。八ツ峰の鎖の本数は16本、大したことはありませんが、私は下りの鎖が余り得意ではないので、結構緊張しました。登りでも最後の大日岳の登り12mは2本鎖ですが、鎖が細くて力が入れにくく大変でしたね。大日岳の下り15m鎖は、八海山でも最も有名なものですが、途中に足場がないところがあるので、腕が疲れます。
 縦走を終えた時点で14:45になっていましたが、最高峰の入道岳まで片道20分ピストンしました。他の人も同じコメントを書かれているようですが、入道岳の山頂には何故「丸ヶ岳」の標識しかないのでしょうか。。。
 5連梯子を下って、下山開始は15:40。実は新開道にも鎖が7本ほどあって、岩場が湿っているので、結構キツイものがあります。下りの最初20分で鎖場をクリアしてしまえば、後は極めて普通の登山道になりましたが。。カッパ倉・稲荷社で一旦休憩し、その後延々下って、下山は18:30になりました。暗くなる前に下山できて何よりでした。登山口は電波が通じず、タクシーを呼べなかったので10分ほど車道を下って電波の立つところから電話しました。
 帰る前に21:00まで日帰り入浴可能な浦佐温泉で汗を流しました。