年月 | 2023年8月 | |
期間 | 二泊三日 | |
登った山 | 1123峰(1,123m) | |
行程 | 行き | 羽田(飛行機)女満別(車)相泊<泊> |
登山 | ・相泊(1:30)ウナキベツ川河口(2:20)青沼(7:00)知床沼<泊> ・知床沼(3:30)1123峰(1:30)引き返し点(4:30)知床沼<泊> ・知床沼(5:00)青沼(1:20)ウナキベツ川河口(2:00)相泊 | |
帰り | 相泊(車)羅臼<泊>(車)女満別(飛行機)羽田 | |
タイム | 28時間40分(コースタイム不明) | |
同行者 | なし | |
宿泊 | (テント2泊) | |
天候 | ![]() | |
温泉 | 羅臼温泉(らうす第一ホテル) | |
コメント | 知床岳は1年前にトライして知床沼手前で時間切れ撤退になったという経緯がありました。その後秋にリベンジを計画しましたが荒天で断念、翌年夏に改めてトライすることにしました。前回は朝の便で入って青沼までだったので、前日最終便で入って相泊前泊に、更に一日の予備日を設けて挑みました。結論からいくと「日程は十分だったけど暑すぎて知床岳への縦走途中で水切れ撤退」、なかなか難しいものです。 朝一で出発するため、ルサフィールドハウスで熊スプレーを借りられず、事前に熊スプレーを買って女満別のレンタカー屋に陸送しておくという方法を取りました。相泊の港に着いたのは21時頃、そのまま車中泊して翌朝出発。2回目なので海岸線歩きからウナキベツ川遡行、ポロモイ台地への登りまではあまり苦労せず進めました。しかし青沼までの踏み跡は相変わらず不明瞭ですね。河口から15分くらい入ったところで踏み跡を辿っていると、向こうから巨大なヒグマが踏み跡こうと思っていたところが、台風直撃で中止、晩秋に笹山〜広河内岳を歩いて残り2座になっていました。2座ならテント背負わなくていいだろうと塩見小屋と椹島ロッヂを予約、天候も台風前でギリギリOKとなりました。いつもの通り毎日あるぺん号で鳥倉林道ゲートへ。 先の北海道でコロナになってしまい、病み上がりのタイミングでしたが、残り2座が小河内岳と蝙蝠岳だったので、まずは三伏峠から小河内岳へピストン。烏帽子岳〜前小河内岳〜小河内岳となかなか骨の折れる登り下りでしたが、なんとか2時間で小河内岳へ。塩見岳も荒川岳もよく見えて最高の尾根歩きではありますが、ここから三伏峠まで引き返しして塩見小屋へ。三伏山で昼食休憩を取りつつ、14:30頃塩見小屋着。ここは相変わらずグループが酒盛りしています。 翌朝5時の朝食を食べて、すぐに出発。塩見岳までは見慣れた道ですが、岩場の登りを慎重に。山頂にはグループが占拠していて、山頂標識を入れた写真を撮れなかったがやむなし。早々に北俣岳方面へ下りました。仙塩尾根の分岐からは道のルートですが、踏跡を見失い何度かハイマツを渡って行ったほかは、思ったより細い尾根歩きの道でした。蝙蝠岳への登り返しもかなり疲れましたが、なんとか2時間で到着。荒川岳も大きく、素晴らしい眺望でした。 ここからの蝙蝠尾根はのっぺりした尾根をルートは外さず下っていくものと思っていたのですを走ってしてめちゃくちゃびっくりしました。向こうが気づいてない可能性が高いと思ったので、慌てて身を引いて熊鈴を大きく鳴らし、熊スプレーに手を掛けて待ちます。しばらくしてみてみるとヒグマの姿はありませんでした。やはりヒグマもわざわざヒトに近づきたいわけではないんだろうという思いを強くした次第。 ポロモイ台地に入ると、最初のところでかなり踏み跡を発見するのに苦労して藪漕ぎしましたが、見つけてからは昨年同様順調に辿って湿地帯まで。ここから知床沼までは300m程度しかありませんが、踏み跡をうまく辿ることができず、1時間半の格闘の末到達。めちゃくちゃ疲れました。知床沼のキャンプ指定地は沼の北側の少し奥まったところでした。知床沼の近くは動物の姿もありませんでした。 翌日は知床岳を目指すべく正面の1123m峰を登ったのですが、踏み跡はほとんど見つけることができず、山頂まで3時間半かかって水を1L近く消費する始末。とにかく暑すぎました。稜線に出ると正面に知床岳が見えてテンションが上がったのですが、ここまでで体力をかなり消耗してしまっていたので、残りの水も足りないしで撤退、残念ですが仕方ありません。知床沼への下山も相当苦労し、湖畔でしばらくヘタっていました。 知床沼からの下山は最初の藪漕ぎの時間が読めなかったのですが、何とか1時間で突破し、その後は想定より順調に下れました。下山後にルサに報告に行ったのですが、もし次回トライするとしたら6月下旬がいいかもしれないという話でした(知床岳のアタック時に残雪で水が取れるため)。その前提で考えようと思います。 |