三ノ沢岳独標尾根縦走

年月2022年7月
期間一泊二日
登った山風越山  (1,699m)独標   (2,339m)
中三ノ沢岳(2,485m)三ノ沢岳 (2,847m)
行程行き中山(列車)八王子(列車)塩尻(列車)上松(徒歩)風越山登山口<泊>
登山・風越山登山口(1:40)風越山(2:30)天狗山(1:20)独標(2:10)中三ノ沢岳(3:00)2650m地点<泊>
・2650m地点(1:20)三ノ沢岳(1:50)極楽平(0:25)千畳敷
帰り千畳敷(ロープウェイ)しらび平(バス)菅の台(バス)駒ヶ根IC(高速バス)新宿
タイム14時間15分(コースタイム不明)
同行者なし
宿泊 (テント泊)
天候
温泉 こまくさの湯
コメント 昨年中央アルプス縦走(空木岳〜木曽駒)をやったとき、左手に見える三ノ沢岳の雄姿がかなり印象深かったので、一度登りたいと思っていたのですが、折角なので極楽平ピストンではなく、独標尾根を使って登ることにしました。独標尾根は藪尾根ですが、登っているヒトもわずかながらいて大唐松尾根に近いイメージです。アクセスが限られるため前日に上松駅まで行き登山口で前泊、シェルターを背負って翌朝から登り始め、三ノ沢岳山頂泊、翌日千畳敷に下りる計画としました。
 最終列車で22時に上松駅に着き、、ここからコンビニ経由で2時間弱歩いて風越山登山口。この登山口には手入れされた移動式トイレもありました。ここにシェルターを張って一泊、翌朝6時から登り始めました。風越山まではA/Bの2ルートがあり、前者の直登ルートを選びましたがかなりの急登でした。風越山の先の展望台を過ぎると登山道ではなくなりますが、踏み跡は続いており、リボンも定期的にあるので迷うことはなく、時間はかかりますが何とか独標到着。この先は踏み跡も薄くリボンも激減するので、足元を見ながら進めるところを進んでいきました。藪も出始めてペースも落ちてきます。
 途中から遠雷の音が聞こえてきて、いやな予感がしていたのですが、14:15頃から猛烈な雷雨になりました。ちょうど中三ノ沢岳の頂上直下で、高い木が林立する林の中なので、そうそう落ちることはないだろうと待っていましたが、そのうち雹まで降り始め寒さに震える羽目になりました。雷は2時間近く去らず、16時までその場に足止め。翌日のことも考えて日没まで頑張ることにしました。
 中三ノ沢岳を過ぎると強烈な藪が続き、強引に掻き分けたり潜ったりで、かなり苦労しました。苦闘2時間半でハイマツが低くなってきたところで、なんとかシェルターの張れるスペースが見つかったので、ここで一泊。

 翌朝は登り始める前から雨が降っていて、その後も断続的に。ハイマツが低くなってきていたので、後は楽かと思いきや、荷物が多いのと雨で、岩に取付いても滑落リスクがあるのでずっとハイマツを漕ぐ形になり、予想以上に時間がかかっていました。それでも6:15に三ノ沢岳到着。あとは一般道を辿りますが、踏み跡明瞭ながら目印は非常に少なかったです。
 天気もよくないので千畳敷には極楽平経由で直接おり、ロープウェイで下山。こまくさの湯で汗を流して、高速バスで帰りました。