果無山脈縦走

年月2021年3月
期間日帰り
登った山石地力山 (1,139m)公門崩ノ頭(1,155m)
冷水山  (1,262m)安堵山  (1,184m)
和田ノ森 (1,049m)
行程行き新横浜(新幹線)名古屋(列車)大和八木(バス)十津川温泉<泊>
登山・十津川温泉(0:45)果無集落(1:00)観音堂(0:30)果無峠(0:30)石地力山(0:20)ブナノ平(1:20)公門崩ノ頭(1:30)冷水山(1:00)安堵山(0:45)和田ノ森(1:10)ヤマセミ温泉<泊>
帰り・ヤマセミ温泉(バス)西(バス)紀伊田辺(列車)御坊(列車)和歌山(列車)新大阪(新幹線)新横浜
タイム8時間50分(コースタイム不明)
同行者なし
宿泊
天候
温泉 弁慶のさと湯
コメント 一等三角点百名山のうち関西で残っているのが奈良十津川の冷水山と三重尾鷲の高峰山なんですが、そのうち冷水山はレンタカーでもアクセス厳しく、更に調べているうちにこの山域が果無山脈(はてなしさんみゃく)であるとわかり、縦走の記録もあったので交通機関を使って縦走することにしました。紀伊田辺側の登山口のバスは月火木の週3便しかないようなので、土曜日に十津川温泉へ行き、日曜日に縦走、月曜日朝のバスで帰る計画としました。縦走は約10時間。
 あいにくこの週末は土曜日午後〜日曜日が大雨予報でした。まあ岩場もないし何とかなるでしょうと、新幹線で名古屋、近鉄特急で大和八木まで来て日本最長路線バスである新宮八木線に25年振りに乗りました。上野地の休憩ではしっかり谷瀬の吊り橋も渡り、計8時間掛けて十津川温泉着。宿はドライブイン併設の湯治宿で洗面所の蛇口からも温泉が出るガチの掛け流しでした。

 翌朝は朝食もとって7:55に出発。既に大雨が降っていますが、黙々と橋を渡って櫟砂古(いちさこ)のバス停から道を上がっていきます。果無集落まで来ると小辺路の表示が。ここから果無峠までは熊野古道の小辺路になるわけです。集落では民家の敷地を突っ切るように道が着いており、最後に登山口の表示があり、登山道に入っていきます。登山道は林の中を淡々と登っていく感じで、雨はかなり防げました。山口茶屋の先で6〜7人グループを追い越したのが本日唯一みた登山者でした。おそらく熊野本宮まで行くのだと思います。
 観音堂の横の水場では水が勢いよく出ており、たっぷり飲んで出発。果無峠で小辺路と分かれて「ブナの平」方面へ進むのですが、今日は南風のため、ここで初めて風を受けることに。縦走路は基本的に踏み跡明瞭で起伏も多くない道ですが、途中から起伏が激しくなってきます。また地図上巻道が記されていても目印がない場合は途中がとても荒れていました。紛らわしいところは目印が付いているので、それに従うのがよさそうです。基本的に西だと思って進んで、何度か屈曲点でルートを外し、あまりに踏み跡が不自然で気づいて戻る、というのも2、3回ありました。風雨は基本的には直撃を避けつつ進めました。
 冷水山を過ぎると、道の荒れた箇所がいくつか出てきますが、林道登山口を分けた先で西方面のリボンと別に北へ向かう案内板(消えてて読めない)があるので要注意です。黒尾山を越えて安堵山へ向かうところで一回林道に出ますが、あまり林道を歩かずに尾根筋に戻った方がいいと分かりました。特に安堵山の先、和田ノ森へのルートは林道を辿ると惑わされます。丹生ノ川へ下り17時頃に到着しました。ここまで来てようやく雨が止んだ感じです。
 ヤマセミ温泉は冬季休業中ですが、手前のヤマセミの郷の一角で泊まり、計画どおり翌朝7:40のバスで紀伊田辺へ(途中の西で乗り換えて1時間半)。ここでようやく汗を流して帰ることが出来ました。