丹沢縦走

年月2019年5月
期間一泊二日
登った山蛭ヶ岳 (1,673m)檜洞丸 (1,601m)
石棚山 (1,351m)
行程行き横浜(列車)小田原(列車)新松田(バス)寄
登山・寄(0:30)清流荘(1:25)雨山峠(0:35)ユーシン分岐(0:30)熊木沢出合(1:15)取付(1:45)蛭ヶ岳<泊>
・蛭ヶ岳(0:45)臼ヶ岳(1:15)檜洞丸(0:45)石棚山(0:25)板小屋沢(0:50)箒沢
帰り箒沢(バス)新松田(列車)小田原(列車)横浜
タイム10時間(コースタイム14時間30分)
同行者なし
宿泊 蛭ヶ岳山荘
天候
温泉
コメント今日は丹沢ですが、ヤマケイオンラインの地図には熊木沢を遡行して蛭ヶ岳に直登するルートが書かれており、実際にログを検索するとどう見てもバリエーションぽいので、1回行ってみようと思ったわけです。
 熊木沢出合は玄倉林道が閉鎖されているため、実質寄から雨山峠経由のルートしかなく、新松田から始発のバスで寄(やどりき)へ。当初は車道歩きで清流荘まで、ゲートを過ぎてひとしきり歩くと登山道に入ります。このルートで雨山峠までで会ったのは3人だけ。雨山峠の1.5km手前で抜いて以降は完全に一人旅でした。雨山峠への道は沢沿いを行くため何度か渡渉がありますが、しっかり案内が出ています。最後は沢の中を辿るように進んで雨山峠へ。ここからユーシンへの道も沢沿いを行きますし、崩落の影響で何ヶ所か沢の石ころを踏んで進みます。
 玄倉林道に合流すると、そこから熊木沢出合までは林道歩きです。誰もいません。熊木ダムを過ぎて林道が二手に分かれ、左を辿ると熊木沢への入口、堰堤に登りハシゴが掛かっていました。ここから先は目印も全くなく、正面に見える蛭ヶ岳に向かって遡行していきます。熊木沢には大昔林道があったようですが、見る影もなく崩れ、遡行していくとたまに残骸の区間を通る感じです。途中に大きな堰堤を2つ越えるのですが、最初は向かって右を越えるために山の斜面を少しづつ巻くように登って行くと林道跡に辿りついてそのまま越え、2つ目は地図を見て左側を越えようとするも高巻が難しい斜面だったので、堰堤そばの岩場を慎重に登って堰堤に飛びつきました。ちょっとヒヤリとしましたが、後で会った人によれば中央堰堤の低くなっているところを突破出来たとのこと。
 道らしき道もないので、河原を歩いたり、左岸少し上がったところの薮を掻き分けて進んだりして最終的に林道跡の少し形跡が残っているところに到達しました。カーブ部分は土砂崩れで消えていますが、なんとなく辿っていくと、上部の堰堤に廃車の赤いバンが置かれているところに出ました。ここから尾根に取り付きますが、傾斜がキツイので這いつくばるように登って行きます。尾根に乗ったら乗ったで細尾根をよじ登っていくので全く気が抜けません。半分以上登ったところで昼食休憩していると下からソロの若者が追いついてきたのでとても驚きました。その後も尾根を登り続けますが茨が増えて両腕傷だらけになりつつも何とか山頂に到達。
 蛭ヶ岳山荘に一泊して夕日・朝日を無事に拝んだあと、西丹沢方面へ。今回は石棚山稜を経由して下山することにしました。このルートはワンゲルの定番コースになっているようで、3組とすれ違いました。天気もよく、いい登山でしたし、9:25のバスにも間に合いました