早池峰縦走

年月2008年9月
期間日帰り
登った山早池峰  (1,917m)中岳   (1,679m)
鶏頭山  (1,445m)
行程行き東京(新幹線)盛岡<泊>(車)小田越登山口
登山・小田越登山口(0:50)五合目(0:30)早池峰山(1:05)中岳(1:35)鶏頭山(1:20)岳駐車場
帰り岳駐車場(車)盛岡(新幹線)東京
タイム5時間20分(コースタイム8時間30分)
同行者なし
宿泊
天候
温泉
コメント 今年は海外に遠出する予定があったので、登山は自粛気味だったのですが、誕生日ということで今年も送迎付登山を実現させてもらいました。去年夏に台風のせいで御嶽を断念したせいもあって、せっかくだから百名山で行っていないところにしようと思ったのですが、週末だけで行けるところはそんなに残っていない。で、早池峰に決定したのですが、普通に登ったのでは時間が短すぎるので、いろいろ調べたところ、鶏頭山への縦走ルートはなかなか歩き甲斐があるということが分かったので、このルートを行くことに決めました。距離が長いので登りは小田越ルートで。この登りも梯子があるので、それなりに楽しめるかなと思った次第。
 土曜日に新幹線で移動。通常だとかみさんの趣味で前日には温泉に1つ2つ入るのですが、今回は誕生日ということで気を使ってくれ、私がモチ好きだということで一関の「一口餅御膳」を食べにいきました。一度盛岡までノンストップで行ってから一関往復というのは移動としては不経済ですが、周遊券はこういうとき便利です。結局この日は駅前のビジネスホテルでシャワーと相成りましたが。
 盛岡を6時すぎに出発しましたが、崩れそうな雲行き。登山のハイシーズンは過ぎており、小田越まで車で入れます。途中河原の坊の駐車場を通過したときに「河原の坊ルートは崩落のため9月3日から入山禁止。小田越ルートを利用してください」という掲示が出ているのが見えました。小田越の登山口には年配の男性が数名。地元の有志の方が登山道の整備に入られるところらしい。「鶏頭山まで縦走する」と言うと、いくつかアドバイスをもらいました。曰く、「両側が切れ落ちている箇所があるから注意」「笹やぶにはマムシがいることがあるから、できるだけ立ち止まらないように」
 さすがにシーズンが終わったということもあり、この日は10組程度しか登っていなかったようです。登山道は岩場が多く、滑らないように気を使いますが、休憩込で1時間半ほどで山頂に到着。この先は鶏頭山からの下山道まで誰にも会いませんでした。早池峰を過ぎて30分ほど歩いた案内板があるところの岩場で、オコジョが二度三度とひょっこり顔を出してこちらを見ていました。非常に癒されました。
 この先は泥濘の道と岩場の道が交互に登場するような感じですが、中岳の山頂を過ぎるとすぐに切れ落ちた岩場に遭遇します。そしてその先に岩場を回り込む場所があるのですが、そこがかなりの高度感で、雨の中で滑りやすいこともあってかなり緊張しました。登山路は全行程オリエンテーリングのような表示板に番号が付いたものがポイントポイントに置かれているのですが、早池峰から鶏頭山の先のニセ鶏頭までの間は鎖もロープも梯子も一切ないので、雨の日は要注意です。
 ニセ鶏頭には小さなお地蔵さんが鎮座しており、ここまでの景色はまったく望めなかったのですが、そのあと1度登り返したところで、急に雲が切れて岩手山の頭が遥かに望めました。1分足らずの短い時間でしたが、なかなか爽快でした。