年齢に関する考察

 「美味しんぼ」の登場人物は、別に「サザエさん」のような時間の止まった世界に生息しているわけではないようだ。連載開始から既に23年。登場人物たちは一体今何歳なのだろうか?
 これを考える上で参考になるのは「お正月」の存在だ。つまり、「お正月」から「お正月」の間には一応一年が経過しているということになる。これを大前提と考えて、登場人物の年齢を推定してみた。
 本当は大原社主や周大人、中松警部なども推定したかったが、どうも材料が見当たらない・・・。
 最初に検証したのは70巻前後で、その頃はまだ辛うじて許される感じでしたが、そろそろ高齢化が目立つようになってきた。 2年に1歳位の歳の取り方に変更した方がいいのかもしれない。
氏名初登場時95巻現在コメント
栗田ゆう子22歳42歳初登場時22歳。結婚時33歳。初産が38歳は結構キツイ。更に42歳で3人目というのも凄いです。しかし双子は4歳になっても赤ちゃん語が抜けない。。
山岡士郎27歳47歳初登場時27歳。結婚時は既に38歳。
三谷典子28〜29歳48〜49歳山岡の歓迎会の時の話をしているから山岡よりは年上。さすがに三十路になると「文化部の花」とは呼ばれ難いだろう。すると登場時で28〜29歳と考えられる。
荒川絹江34歳54歳姪のひとみが4巻で登場。彼女が18歳・17代目スケバンであることから、初代の絹江は逆算して35歳と弾いた。
富井富雄43〜45歳63〜65歳中国生まれで1945年7月帰国。当時の記憶が鮮明であることから4〜6歳頃と推測。1939〜41年生まれとすればこうなる。
谷村秀夫46〜49歳66〜69歳今のところ手がかりは富井より上で、小泉局長より下だろうという程度。ただ、この人は役員じゃないから65歳定年が普通だと思うので、相当限界に来ています。
小泉鏡一53歳72歳4巻で53歳で登場。一応役員だけど、役員定年は一体何歳なのだろうか。
海原雄山58〜63歳78〜83歳雄山がスランプを脱して大成への道を拓いた時期と雄山の妻が妊娠した時期がそうかけ離れていないことから、雄山が結婚した翌年に山岡が生まれたと推測される。20代で結婚する甲斐性は当時なかっただろうから、結婚時30〜35歳と考えるとこうなった。
唐山陶人75歳95歳5巻で喜寿の祝い。今はもう95歳、しかし矍鑠たるもの。
京極万太郎64〜69歳84〜89歳この人も手がかりがないが、戦前に米相場で大儲けしたのが成功の始まりらしい。そこから1940年には20〜25歳と考えたらこうなった。
板山秀司60歳80歳初登場時60歳。当初はまだ壮年と言えたが、今や相当な高齢の域。後継者は育っているのだろうか?
ジェフラーソン26歳46歳初登場時26歳。「鯛ふじ」の大不二さんはもう90歳台半ば。暖簾分けより店を継いだ方がいいと思うが、最近登場がないので、どうなっているか不明。
団一郎30歳43歳29巻で30歳の若さで颯爽と登場。結婚も38歳といい感じかも。
近城まり子29歳43歳パリ大卒で栗田よりも一年前に入社。ダブっていると悲惨なので、そのまま入社と考えてこの年。
岡星精一25〜30歳45〜50歳この人も手がかりがない。高校中退の17歳から関西・東京と修業しており、25巻の段階で「6年前に店を出した」と言っている。最初の店を出したのを25〜30歳と考えた。最初の店を出してから1年以内に焼失・再建というのはちょっと苦しいが・・。
栗田たま代72歳92歳初登場時72歳。米寿を過ぎても矍鑠たるものだったが、最近出番がない。
栗田信一51歳71歳初登場時51歳。年から行けば名誉教授か退官でもおかしくない。
栗田文枝47歳67歳初登場時47歳。
栗田誠27歳47歳初登場時27歳。たか子さんと結婚して子供を作る気でいるらしいが、彼女はもう50歳。早く結婚しないとまずいのでは。
飛沢周一25歳25歳彼は久しぶりのレギュラー格だが、明確な年齢設定は表示されていない。ただ、神奈川支局にいてやっと本社に配属されたと言っているので、神奈川支局に新卒配属、3年勤務とすれば25歳と思われる。