全海上人

入定年貞享四年(1687)
寺 名観音寺(菱潟全海堂)
所在地新潟県東蒲原郡鹿瀬町菱潟
拝 観可(7/8のみ)

本名・出自長谷川善吉(鹿ノ瀬町深戸出身の筏乗り)
出家の動機二十五歳で両親、二十七歳で妻子を相次いで失い、世の無常を感じて、大日坊を訪れ、入門。
略   歴慶長七年(1602)生まれ。一世行人として湯殿山で十八年の修行を積んだ後、故郷の深戸へ戻る。その後菱潟で3年間の五穀断ちを経て、貞享四年正月八日入定

 菱潟の近くの津川町玉泉寺には、淳海上人(1636入定)の即身仏があったそうです。明治十三年に焼失してしまったそうですが、全海上人の入定に影響を与えたことは間違いないでしょう。
 全海上人の最大の功績は、阿賀野川の難所の掘削事業を果たしたことと言われています。
 全海上人のミイラは、腰から下の病気全て、特に脱腸及び安産には霊験あらたかとのことです。

観音寺(菱潟全海堂)への行き方
最寄の幹線駅新潟駅(上越新幹線)
最寄の駅豊実駅(磐越西線)

 豊実駅の前の道を右手へ10分ほど歩くと、菱潟全海堂への参道が左手にあります。それを10分ほど登ったところです。御開帳は年一回のみなので注意


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