舜義上人

入定年貞享三年(1686)
寺 名妙法寺
所在地茨城県西茨城郡岩瀬町本郷
拝 観可(要事前連絡) 拝観料は浄財の形でいくらか

本名・出自衣笠城主三浦資澄の子孫
出家の動機不明
略   歴鎌倉宝戒寺の第三十八世住職として、別勅大僧都を賜う。弟子の舜暁が住職をする妙法寺に隠居し、貞享三年二月十五日入寂

 死後、遺体は阿弥陀如来の石仏に納められたとのことであり、骨折等により、ミイラはかなり異様な形になっています。
 その石仏は、妙法寺の本堂前に今も置かれています。思想的背景は「阿弥陀信仰」であり、目的は極楽往生と考えると即身仏とは違うとも言えます。
 なお、上人の遺言は「五辛を断ち、南無ととなうれば頭痛をなおさん」とのことですから、頭痛には御利益がありそうです。
 舜義上人は、現在も御住職や檀家の夢に登場するとの話を御住職から伺いました。即身仏の後ろに垂らしてある布は、上人が夢の中で「寒い」と言っていたことから、風よけに付けたものであるとか。

妙法寺への行き方
最寄りの幹線駅小山駅(東北新幹線)
最寄りの駅岩瀬駅、大和駅(水戸線)

 岩瀬駅で下車。バス路線は廃止されたとのことで、タクシーを使わざるを得ないと思います。歩く場合は大和駅の方が近いです。
 御住職が居ないと見られないため、事前に連絡を入れておいた方が良いみたいです。


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