弾誓上人

入定年慶長十八年(1613)
寺 名阿弥陀寺
所在地京都府京都市左京区古知平町古知
拝 観不可(石棺のみは可)

本名・出自天文二十年(1551)尾張国海部郡生。幼名は弥釈丸
出家の動機四歳で弥陀三尊の名号を唱え、九歳で出家を臨んだと言われる。十二歳で出家。
略   歴美濃国の観音堂で六年間の念仏修行。その後も修行を続け、三十五歳で諸国行脚へ。四十歳で佐渡に渡り、十四年の修行の後、壇特山の岩窟で悟りを開いた。本州に戻って、念仏聖として信州・相模の寺院復興や建立を行い、慶長十三年に古知谷へ。慶長十八年に洞窟の中で念仏を唱えつつ円寂

 阿弥陀寺では弾誓上人をお祀りしていますが、石棺の中に入っているとのこと。
 この石棺は、死後弾誓上人を納めて地下に埋葬されていたのを、明治十五年になって、当時の住職が掘り出したものだとのことです。
 発掘後しばらくは開帳されていたそうですが、その後あけられたことはなく、今もご開帳はしていないそうです。石棺のある洞窟は非常にジメジメしていて、保存状態などは気になりますが、仮にすでに中で滅失していたら、「開けない方が良かった」ということになりかねませんから、今後もご開帳されることはないと思われます。

阿弥陀寺への行き方
最寄りの幹線駅京都駅(東海道新幹線)
最寄りの駅八瀬遊園駅(叡山電鉄)

 京都駅からも大原行きのバスはあります。大原で更に乗り換え


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