黒沢山〜黒山縦走

年月2024年4月
期間二泊三日
登った山黒沢山  (2,123m)黒山   (2,095m)
シャウヅ山(1,836m)奥布山  (1,741m)
行程行き新横浜(新幹線)豊橋(列車)平岡<泊>(列車)水窪(タクシー)白倉権現ゲート
登山・白倉権現ゲート(0:45)黒沢橋(4:30)黒沢山(2:00)黒山<泊>
・黒山(2:30)タケナギ沢(4:00)黒山(2:00)黒沢山(0:30)泊地
・泊地(2:30)シャウヅ山(3:30)水窪ダム
帰り水窪ダム(タクシー)水窪(列車)平岡(列車)豊橋(新幹線)新横浜
タイム22時間15分(コースタイム不明)
同行者なし
宿泊 (テント2泊)
天候
温泉 平岡龍泉閣
コメント 3月の屋久島遠征がポシャってしまったので、どこかでストレス発散をと急遽予定を入れたのが黒沢山からのアケ河内2泊3日でした。黒山南東尾根を下るルート。
 意外と仕事に余裕なく前泊の龍泉閣でも作業するぐらいでしたが、なんとか片付けて朝8時に水窪駅をタクシーで出発。もはや顔なじみの運転手さん。久しぶりに白倉権現ゲートまで行ってもらいましたが、崩落区間の修復は完了したとはいえ、その先も相変わらずの酷い道です。権現ゲートから出発。黒沢橋までは40分ほど。昔から通行止になっている鉄橋ですが、吊り橋と違って欄干に手が届かない状態で傷んだ踏み板の上を歩くのでかなり怖いです。落ちたらひとたまりもない高さですし、1箇所完全に鉄骨を踏んで越えないといけない箇所があり、過去一レベルの恐ろしさでした。橋を越えて少し進んだところで渡渉して対岸に取り付くのですが、踏み石は無理でした。北西尾根は尾根に上がるまでもかなり急で、根っこ頼りという感じ。途中2箇所で林道を越えましたがいずれもすぐ先で崩落しているようです。もしかすると白倉林道はこの辺まで伸びていたんでしょうか。あとは淡々と尾根を辿り、しかし取り付きから4時間半かかりました。登るペースは随分落ちてますね。。今日は黒山までかなと思い、笹を漕いで結局少し南東尾根を下ったところに平たい箇所をみつけてテントを張りました。黒山の手前にあるらしいという水窪100山のプレートは今回もみつけられず。山頂には鹿角とセットで山頂プレートがつけられていました。
 翌日は南東尾根を下りますが、支尾根が多くかなり分かりづらいですが、慎重に。ただ最後で南側に降りるの厳しいなと東側に尾根に回ったのが失敗で、なんとかタケナギ沢に着地したものの上流側で下り方向にもどう考えても渡渉ではすまない深い流れ。。諦めてザブザブ行きはじめた2区間目で足を取られて転倒し、腰から下が浸水、スマホが水没してしまいました。この先はさらに厳しそうですし、スマホGPSが死んだのは厳しい。予備のiPadは無事でしたが、山と高原地図でこのあたりを動くのは無理。。ということで引き返すことにしました。登りは迷わないですし、黒山の隣のピークから電波が入ることは分かっていたので、その先黒沢山〜シャウヅ山〜水窪ダムの地図は落とせるだろうと。
 ただこの尾根の登り返しは相当キツかったですね。4時間以上かかりました。しかも沢まで降りておきながら、水の補充を忘れていたという。。やむなく少し残っている道端の氷を割って溶かし、浄水器にとおしてかろうじて1リットル確保しました。iPadでは黒山から脱出するのが結構ホネでしたが、隣のピークで電波が入ったのでジオグラフィカの地図を落として少しマシになりました。ただ取り出すのが大変なので必然的にチェックする頻度はさがりますが。。
 水の補充にも時間を要したので、黒沢山に戻ってきたのは16:30。もうシャウヅ山まで下りてる時間はないなということで、そのまま尾根を下りよさそうなスペースがあったのでそこでテントを張りました。
 翌朝はやはりシャウヅ山までは踏跡不明瞭でかなり苦労しましたが、その先は順調に。奈良代林道の区間は長く、結局水窪ダムまで5時間半かかりました。